防災ハンドブック(地震に備えましょう)

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ページ番号 1008954 更新日  平成28年9月12日 印刷 大きな文字で印刷

家の周囲の安全対策

屋根

  • 屋根にひび割れ、ずれ、はがれがあれば補強する。
  • アンテナはしっかりと固定する。

ベランダ

  • 常に整理整頓をしておく。
  • 鉢植えなどは落下しないように低い位置に置くか固定する。

窓ガラス

  • 飛散防止フィルムをはる。
  • 強化ガラスにする。

ブロック塀・門柱

  • ひび割れや傾きがあれば修理する。
  • 土中にしっかりとした基礎部分がないもの、鉄筋が入っていないものは補強する。

プロパンガス

  • 鎖でしっかりと固定しておく。

集合住宅では

マンションなどの集合住宅では多くの人たちが暮らしているため、一戸建て住宅とは違った防災対策が求められます。いざというときに備えて、防災訓練や住民同士の話し合い、防災設備の点検などに取り組みましょう。

玄関

玄関は、脱出口、避難経路として重要な場所。開かなくなった扉をこじ開けられるようにバールなどを用意しておく。

通路

避難や通行の妨げにならないように、自転車など物を置かない。また、類焼防止のため、古新聞や布きれなど燃えやすい物も置かない。

非常階段・非常扉

物を置くのは厳禁。特に非常扉の前や階段付近には要注意。

ベランダの避難ハッチ(非常脱出口)

日頃から使用方法をよく確認しておく。避難器具の周りに物を置くのは厳禁。落下する危険のある物は置かない。

防災設備

共用部分に置いてある消火器や火災報知器などの防災設備の場所を、日頃からよく確認しておく。

管理組合からの連絡に注意

防災設備の点検や防火訓練のお知らせなど、管理組合からの連絡には日頃から注意しておく。

耐震診断を受けましょう

地震による被害から人命や財産を守るため、住宅の耐震性能をチェックしておきましょう。

一戸建ての場合、下記の項目を確認し、ひとつでも気になる項目があれば、耐震診断を受けましょう。

1.建築年はいつ

建築基準法で耐震基準が強化されたのは1981年(昭和56年)6月。1981年5月以前に建てられた住宅は、耐震性が低いおそれがあります。

2.過去の災害履歴は

過去に地震・風水害・火災などの災害や車の突入事故に見舞われたことのある住宅は、外見からはわからないダメージを受けているおそれがあります。

3.地盤は

軟弱な地盤に家が建っている場合、同じ震度の地震でも揺れが大きくなります。埋め立て地、低湿地、造成で盛り土した場所、液状化の危険性のある砂質地盤で地下水位が高いところなどは要注意です。

4.基礎の種別は

基礎は建物と一体になって地盤の揺れに抵抗します。鉄筋コンクリート造りの堅固な基礎で、建物としっかり一体になっていれば強い基礎といえます。

5.老朽度は

基礎の腐食や白アリによる被害は危険です。特に台所や浴室などの水回りや建物の北側は要注意。土台をドライバーなどの器具で突いてチェックしましょう。また棟瓦や軒先が波打っている住宅、建具の立てつけが悪い住宅は老朽化しているおそれがあります。

6.建物の形は

平面的にも立体的にも、凹凸の少ない単純な形の住宅は比較的安全です。逆に凹凸の多い複雑な住宅は要注意です。また、一辺が4メートル以上の大きな吹き抜けは、地震時に建物をゆがめる危険性があります。

7.壁の配置は

木造住宅では、壁の量が多いほど安全だと言われています。特に1 階部分の壁が多いかどうかをチェックしてみましょう。また、ある一面がほとんど窓になっているなど、壁の配置のバランスが悪い住宅は要注意です。

戸建て木造住宅の耐震診断費及び耐震改修工事費の助成制度

木造住宅の耐震診断及び耐震改修工事を行う場合、一定条件を満たす方は、市の耐震診断補助を受けることができます。

家の中の安全対策

建物が無事でも家具が転倒すると、その下敷きになってけがをしたり、室内が散乱することで逃げ遅れたりする場合があります。家庭での被害を防ぎ、安全な逃げ道を確保するためにも、家具の転倒・落下防止対策を実施しておきましょう。

家具の転倒・落下を防止しよう

耐震金具の利用

転倒防止金具

壁・柱・鴨居と家具を固定するタイプと、床などに固定するタイプとがある。家具や室内の状況によって選ぼう。

重ね留め用金具

重ねた上下の家具を固定し、上の家具の落下を防ぐ。

扉・引き出し開放防止金具

扉・引き出しが開かないようにする。また、収納物の落下を防止するため、棚板に滑りにくいふきんなどを敷いたり、木やアルミの棒による飛び出し防止枠を付けると安心。

冷蔵庫などの家電製品には専用の転倒防止器具が用意されている場合もあります。取扱説明書を読んで活用しましょう。

収納に工夫を

  • 重い物は下に、軽い物は上に収納する。
  • 本棚などは、隙間をブックエンドで固定するなど、なるべく空間をつくらない。
  • ロープや鎖を張って落下しないようにする。

家具の下に

  • 家具の下部の前方に板を入れ、壁にもたれ気味に置く。
  • 就寝場所に家具が倒れてこないように配置する。
  • 置物や花瓶の下に耐震マットを敷く。

照明器具の補強

  • 天井に直接取り付けるタイプの照明が安全。
  • つり下げ式の器具は、鎖と金具を使って数か所留めて補強する。
  • 棒状の蛍光灯は蛍光管の落下を防止するため、両端を耐熱テープで固定する。

寝室や出入り口付近で家具を固定できない場合には

  • 寝ている位置に家具が倒れてこないように、向きを工夫する
  • 自分の上に家具が倒れてこないように、机などで防御する
  • 家具が倒れてもドアが開くような位置・向きにする

もし帰宅困難者になったら

不用意に動かず、安全な場所にとどまる

東京都では、18時に大地震が発生した場合、自宅までの距離が20キロメートルを超えると「翌朝までの徒歩帰宅は困難」と想定しています。また、危険な状況下での徒歩帰宅は、二次災害に遭う危険性があります。もし帰宅困難に陥ったら、電車などが復旧するまで不用意に動かず、ラジオなどで正確な情報を把握しながら、勤務先や学校、一時避難場所など安全な場所で待機することが基本です。

徒歩帰宅する際のポイント

自宅まで徒歩で帰宅する場合は、以下のポイントに注意しながら、身の安全を第一に考えて行動しましょう。

ヘルメット、手袋、底の厚い運動靴を着用

 革靴で長距離を歩くのは困難なため、履きなれた運動靴を職場などに備えておきます。

なるべく道幅の広い道路を選ぶ

 ガラスなどの落下物の危険がある箇所、高架下、線路などは避け、広い道を選びます。また、落下物から頭を守るため、道の真ん中を歩くようにしましょう。

防災グッズを準備する

 ラジオ、食料、飲料、懐中電灯、地図、マスク、タオル、寒暖対策用品、携帯電話の充電器、小銭を勤務先などに用意しておきましょう。

災害時帰宅支援ステーションを活用する

 災害発生時には、徒歩帰宅者を支援するため、公共施設のほか、郵便局、コンビニエンスストア、ファストフード店、ガソリンスタンド、ファミリーレストランなどが「災害時帰宅支援ステーション」として、水道水の提供、トイレの使用、地図・ラジオ等による情報の提供などをします。

東日本大震災では、約515万人が帰宅困難者に

東日本大震災では発生当日に首都圏の交通網が寸断され、首都圏では約515万人が帰宅困難になり勤務先や公共施設などで夜を明かしたとみられています。

今後、首都直下地震が発生した場合、東京都市圏で約640万から約800万人もの帰宅困難者の発生が予想されています。そのような事態を想定し、日頃から準備をしておくことが大切です。

3大都市圏で予想される帰宅困難者の数

1 都4 県(茨城県、埼玉県、千葉県、神奈川県)(注1)

約640 万人から約800 万人まで

中部圏(注2)

愛知県 98万人

関西圏(注3)

京都地区(観光地)約39万人

大阪地区(ビジネス地区)約203万人

神戸地区(商業地)約31万人

注1:中央防災会議の首都直下地震の被害想定による(平成25年12月)
注2:愛知県の東海・東南海地震被害予測による(名古屋市47万人など)
注3:関西広域連携協議会の「災害時の昼間流入人口問題の解決に向けて」による

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市民生活部 防災安全課
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7136-1779
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