麻しん(はしか)に注意してください

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ページ番号 1015915 更新日  令和5年6月5日 印刷 大きな文字で印刷

麻しんは、現在海外における流行が報告されており、国内においても海外からの輸入症例を契機に令和5年4月から5月に茨城県と東京都において麻しん患者の発生が見られています。今後、更なる輸入症例や国内における感染伝播事例が増加することが懸念されます。発熱、発疹等症状のある方は、あらかじめ医療機関へ電話などで相談のうえで受診し、診察を受けましょう。

麻しん(はしか)について

麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。麻しんウイルスの感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100パーセント発症すると言われています。
麻しんの感染予防として最も有効な手段は麻しんワクチン(一般的には麻しん風しん混合(MR)ワクチン)の予防接種です。ワクチンを1回打つことで95パーセント以上の人が麻しんに対する免疫がつき、確実な免疫を得るためには99パーセントの人が免疫がつくと言われる2回の接種が望ましいとされています。

麻しん(はしか)の症状

感染すると、10日から12日の潜伏期間(症状のない期間)を経て、38度程度の発熱、風邪のような症状(上気道炎、倦怠感)が出現します。その後、高熱(多くは39.5度以上)となり、耳の後部や首のあたりから始まる発疹が出現します。その後多くは7日から10日で回復します。

有効な治療薬はないことから、症状を和らげる治療(対症療法)が行われます。

麻しん風しん(MR)ワクチン接種について

麻しん(はしか)は感染力が非常に強く、予防接種が唯一の予防策となります。これまでに麻しん(はしか)と診断された方も、予防接種歴「なし」あるいは「不明」の方が多く報告されています。

定期予防接種の対象年齢の方は、早めにワクチンを接種しましょう。

定期予防接種の対象者

(1)1期:1歳から2歳未満

1歳になったお子様は、お誕生日になったらすぐに麻しん風しんワクチンの接種を受けましょう。

(2)2期:平成29年4月2日生まれから平成30年4月1日生まれ

接種期限:令和6年3月31日まで

定期接種対象以外の方

「麻しんにかかったことがなく、ワクチンを1回も受けたことがない方」は、かかりつけ医に御相談下さい。なお、麻しん含有のワクチン(MRワクチン、麻しんワクチン)の接種歴は母子健康手帳で確認できます。

母子健康手帳等で麻しんにかかったことや予防接種歴が不明な方は、抗体検査を検討してください。

医療従事者や学校関係者・保育福祉関係者、海外旅行・出張される場合には、かかりつけ医に麻しん風しんワクチン接種について御相談下さい。(ただし、妊娠中の方は、ワクチン接種を受けることが出来ません。また、麻しん風しんワクチンは生ワクチンですので、妊娠されていない場合であっても、接種後2か月程度の避妊が必要となります。)

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このページに関するお問い合わせ

健康子ども部 保健センター
〒278-0003 千葉県野田市鶴奉7番地の4
電話(母子保健係):04-7125-1190
電話(健康増進係):04-7125-1189
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。