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福祉のまちづくり運動について

Q 市が進めている福祉のまちづくり運動とはどういうものですか。また、バリアフリー新法によるバリアフリー化など、国や県が進める施策との関係でどのように対応していくのですか。

A.

 福祉のまちづくり運動とは

 野田市では、高齢者、障がい者に優しいまちづくりの取り組みについて、平成7年9月から庁内にプロジェクトチームを設置して検討を進め、平成8年度に「野田市障害者・高齢者等にやさしいまちづくり」という小報告をとりまとめました。
 この小報告を踏まえ、平成9年度を「福祉のまちづくり元年」と位置づけ、「福祉のまちづくり運動推進協議会」を設置するとともに、現に障がいを持っている方、高齢者、病弱である方に限らず、将来市民の誰もが老い、また障がいを持つ可能性があるという考え方に立って、すべての市民が一生を通じ豊かな生活を送れるよう社会全体で障がい者や高齢者などへの配慮を行い、市民や事業者、関係機関が一丸となって日常生活や社会生活を営む上で心理的、物理的に障がいとなるものを取り除くこと(バリアフリー化)によって、住みなれた自然豊かな野田市で安心して、安全で快適な生活を送ることができるような社会をつくる取り組みをしていくこととしました。これが野田市の「福祉のまちづくり運動」です。

 また、野田市の福祉のまちづくり運動は、基本的には国の各種施策あるいは千葉県の福祉のまちづくり条例などと整合を図りながらも、国や県の施策に基づく取り組みにとどまらず、障がい者や高齢者の利用頻度の高い道路の整備を、福祉の予算として別枠で確保してできるところからすぐに対応していくなど、野田市らしさを全面的に打ち出した福祉のまちづくりの取り組みを主体的に推進しています(福祉のまちづくりとバリアフリー新法の関係についてはこちらをご覧ください)。

 福祉のまちづくり運動の取り組み内容

 福祉のまちづくり運動において最も重要なことは、何よりもまず市民、事業者及び市をはじめとする関係機関がおのおのの責務を認識し、主体的に行動することであると考えており、その取り組みは単にハード面におけるバリアフリー化にとどまらず、ソフト面も含めたノーマライゼーション(障がいのあるなしや年齢にかかわらず、地域において普通の生活をしていけるような社会を作っていくこと)を目指して取り組んでいます。

◆ ハード面の取り組み

 ■ 福祉のまちづくりパトロール
  1チームを障がい者、高齢者及び「福祉のまちづくり運動推進協議会」の実務担当者の合計14名と事務局の職員2名の合わせて16名で構成し、全部で4隊のパトロール隊を編成して、定期的に歩道や交差点などの段差、標識、看板などの据えつけ状況の点検を行い、必要に応じて応急処理を行う取り組みが「福祉のまちづくりパトロール」です。
 点検箇所は全市域を対象としていますが、一度にすべての地域を対象として整備を進めていくことは市の財政状況等の諸事情を考慮すると不可能であることから、障がい者・高齢者の利用が多い市役所(支所)、欅のホール、南コミュニティセンター、北コミュニティセンターの4つの拠点、公民館、小中学校、駅を中心とする半径500メートルの地域を当面の対象としています。
    
 ■ 福祉のまちづくりパトロールのこれまでの活動内容

福祉のまちづくりパトロール〜要整備箇所の指摘、整備要請


・パトロールは、平成9年度〜11年度までが市役所欅のホール、南・北コミュニティーセンター、平成11年度〜14年度までが各公民館、小学校周辺の通学路、平成15年度は駅及び合併に伴い関宿地域を中心に実施しています。
・平成16年度からは、従来の路線の選定方法から、更に一歩踏み込んだ形として、拠点施設等の施設管理者等から直接お聞きした当該施設利用者が多く利用する路線を福祉のまちづくりパトロール路線として実施しています。
・歩道や交差点などの段差、側溝の蓋掛け、標識・看板などの据付け状況の点検を行い、即効性に重点を置き応急的な整備を行っています。

予算の対応


・早期に対応するため、通常の土木費予算とは別枠で福祉のまちづくりのための工事費予算を確保し、整備を進めています。

指摘箇所の改修

 
(これまでの整備実績)
・ 平成21年度末までに38回(154路線)のパトロールを実施
  全体の指摘箇所 
2,377箇所
 
 このうち市が対応すべき箇所数
1,661箇所
 
  このうち改修済み箇所数
1,616箇所
 
  
※現在、市が対応すべき部分で未改修の箇所は、用地買収が伴うものや他事業と併せて実施するもので、条件が整い次第取り組んでいきます。
 
 県、警察、事業者、所有者等が対応すべき箇所数
597箇所
 
  このうち改修済み箇所数
261箇所
 
 その他(現状維持等)
119箇所
 
(県などへの要請)  
  
市が対応すべき部分以外の指摘箇所は、千葉県、警察、事業者、所有者にお願いしている箇所で、未対応は336箇所となっていますが、これらの関係機関に対して機会あるごとに早期整備をお願いしています。特に、千葉県に対しては、市と同様、早期対応のため通常の予算とは別枠で工事費予算を確保していただくようお願いしています。
 


各年度の整備状況
年度パトロール改修済箇所主な改修済箇所
回数地域
9年度2回市役所、欅のホール、南北コミセン84平成9年度の主な改修済箇所の写真があります
10年度2回市役所、欅のホール、南北コミセン78平成10年度の主な改修済箇所の写真があります
11年度2回市役所、欅のホール、南北コミセン及び東部・北部・川間・福田各公民館周辺112平成11年度の主な改修済箇所の写真があります
12年度2回東部・北部・川間・福田各公民館周辺及び中央・宮崎・東部・川間各小学校周辺73平成12年度の主な改修済箇所の写真があります
13年度3回南部梅郷公民館及び南部・北部・福田第一、福田第二、清水台、柳沢・山崎・岩木・尾崎・七光台・二ツ塚の各小学校周辺135平成13年度の主な改修済箇所の写真があります
14年度3回宮崎小、南部小、一中、南部中、東部小、二中、福田第一小、福田中、川間小、川間中、北部中、岩名中周辺156平成14年度の主な改修済箇所の写真があります
15年度2回清水公園駅、愛宕駅、野田市駅、川間駅、関宿南部公民館、関宿会館、関宿中央小、関宿小周辺100
平成15年度の主な改修済箇所の写真があります
16年度2回北コミセン、東部・南部梅郷・福田公民館、福田第一小、木間ケ瀬小周辺67
平成16年度の主な改修済箇所の写真があります
17年度4回欅のホール、いちいのホール、北コミセン、川間・福田・関宿北部の各公民館、柳沢・宮崎・山崎の各小学校周辺124
平成17年度の主な改修済箇所の写真があります
18年度4回関宿会館、関宿中部公民館、尾崎・清水台・岩木・東部・福田第二・南部の各小学校周辺182
平成18年度の主な改修済箇所の写真があります
19年度4回関宿南部公民館、川間・七光台・北部・山崎・中央・宮崎・みずき・二川の各小学校、第二中学校周辺223
平成19年度の主な改修済箇所の写真があります
20年度4回岩木、福田第二、東部、清水台、川間、木間ケ瀬の各小学校、岩名、北部、木間ケ瀬の各中学校、関宿南部公民館、関宿中部公民館の周辺127
平成20年度の主な改修済箇所の写真があります
21年度4回第一中・第二中・南部中・関宿中、川間駅・清水公園駅・野田市駅、川間小・二川小の周辺155
平成20年度の主な改修済箇所の写真があります



◆ ソフト面の取り組み

 「福祉のまちづくり運動推進協議会」の設置
  この協議会は、議会、高齢者団体、障がい者団体、地域住民、医療機関、学校、交通、道路、鉄道、商工及び企業の代表の方々や学識経験者並びに市も参加し、総勢47名の委員で構成されており、全体会や専門部会を通じて福祉のまちづくりに関する様々な検討を行っています。
    
キャッチフレーズの公募
  福祉のまちづくりへの取り組みの趣旨を端的に表現するキャッチフレーズを、小中学生や市報を通じて公募し、1,593点の応募がありました。その中から福祉のまちづくりのキャッチフレーズに選ばれたのが、「暮らし良い街はあなたのおもいやり」です。
    
福祉のまちづくりフェスティバルの実施
  福祉のまちづくりフェスティバルは毎年秋に、市役所を会場とし、介護用品等の展示、点字体験、手話体験、疑似体験、相談コーナー、講演会の実施等を行っています。
 また、平成15年度からは、一層の福祉意識の高揚を図るため、福祉関係諸団体が実行委員会を組織し開催している「市民ふれあいハートまつり」と同時に開催しています。
    
  講演会・職員研修の実施
  福祉のまちづくりフェスティバルの開催に合わせて講演会を開催し、市民・事業者がまちづくりについて考える機会を設けています。また、福祉のまちづくりへの取り組みに関して、職員への周知を図るための職員研修を実施しています。
    
 ■相談窓口の開設の実施
  福祉のまちづくりに関する相談を受け付けるため、保健福祉部内に相談窓口を設置し、相談内容に応じ関係各部署への連絡調整機能を果たすなどのサービスを実施しています。

 福祉のまちづくり運動とバリアフリー新法

◆バリアフリー新法とは
 
バリアフリー新法は、正式名称を「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」といい、平成18年12月に施行されました。これは、従来の「交通バリアフリー法」と「ハートビル法」を一体化したもので、高齢者や障がい者等が日常利用する駅等から公共施設等までのルートはもとより、周辺の特定の建物等を含めたまちの一体的なバリアフリー化を推進しています。(バリアフリー新法の詳細はこちら


 

◆ 福祉のまちづくり運動とバリアフリー新法との関係
 
福祉のまちづくり運動として野田市が進めているのは、単にハード面におけるバリアフリー化ではなく、各種のソフト面における取り組みも含めてノーマライゼーションを目指すものです。その意味において、ハード面を重視しているバリアフリー新法よりもより広い運動と言えます。
 また、ハード面に着目すると、福祉のまちづくり運動が全市域を対象としつつも、財政的な観点から優先順位を考えたパトロールを行い、即効性に重点を置いて応急的な対応を図るバリアフリー化の取り組みであるのに対して、バリアフリー新法は地域を限定した高度な整備水準を持ったバリアフリー化であり、その考え方に違いが見られます。



福祉のまちづくり運動とバリアフリー新法の比較

 
福祉のまちづくり運動
バリアフリー新法
整備水準通行の妨げとなっている障害物の除去といった各種のソフト面における取り組みも含めたノーマライゼーションを目指すもの駅におけるエレベーターの設置、一定幅の歩道の整備といったハード面を重視
対象エリア全市域を対象エリアとしつつ、財政的な観点から優先順位を考えて市役所等公共施設や小学校周辺からパトロールを実施し、即効性に重点を置いて応急的な対応駅周辺等の重点整備地区において、高度なバリアフリー基準に基づき施設等を整備。本格的な整備を目指すため、整備には時間がかかる

 

福祉のまちづくり運動とバリアフリー新法のイメージ図

福祉のまちづくり運動
〜暮らし良い街はあなたのおもいやり〜


全市域を対象エリアとして
即効性に重点を置き応急的な対応
福祉のまちづくりパトロール
要整備箇所の指摘、整備要請
指摘箇所の改修
道路管理者(県) 警察 事業者
 所有者 市 等

重点整備地区を対象に
より高度な整備水準により対応
バリアフリー新法への対応
基本構想の作成(関係者と協議の上)
基本構想に基づく事業の実施
交通事業者 道路管理者(県)
 警察 市 等

 

福祉のまちづくり運動の今後の取り組みについて

 福祉のまちづくりパトロールについては、今後も「福祉のまちづくり運動推進協議会」で審議決定していただいた地域についてパトロールを実施し、市が行うべき整備箇所についてはもとより、県、警察、事業者、土地の所有者等に整備していただく箇所については未対応箇所を含めて優先的に対応していただくよう引き続きお願いしていきます。

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【社会福祉課、鉄道建設促進担当】

 

 

 


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