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少人数授業、副教本の作成・改訂、サタデースクール、
オープンサタデークラブ等の実施及び新学習指導要領の対応について


 文部科学省では、平成20年3月に小中学校の学習指導要領の改訂を行いました。新しい学習指導要領に対応し、野田市では、どのような取り組みを行っているのか、詳しい内容について教えてください。

A.

少人数授業、サタデースクール等の実施について
〜野田市独自の教育環境整備事業〜

 野田市では、平成14年度から、完全週5日制の実施と、学習内容の削減による学力低下への保護者の不安を解消するため、また、子どもたちの学力向上や健全育成などを目指して、積極的な学習の機会を設けるために、独自に教育環境整備事業として5つの取り組みをスタートさせました。

 文部科学省では、平成20年3月に小中学校の学習指導要領の改訂を行いましたが、野田市では引き続き教育環境整備事業を実施し、更に充実・発展させ、そして中学校における武道必修化並びに小学校における外国語活動導入に向けて新しい事業を展開していきたいと考えております。

 実施にあたって、地域の方々のご理解とご協力をいただきたいと考えます。

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野田市教育環境整備事業

具体的には5つの事業を行っています

(1) 少人数授業やティーム・ティーチングの展開

  小学3、4年の算数の学習では、少人数授業やティーム・ティーチングを実施し基礎基本の定着を図ります。


(2) 副教本の作成・改訂

  副教本(算数・数学は、平成14年度作成、理科は平成15年度作成)を作成し授業で活用しています。基礎基本の確認や興味関心を深めるため発展的な学習にも対応しています。また、野田市各小中学校の算数・数学、理科の年間指導計画の中にも副教本の活用を位置づけています。

副教本の作成・改訂の画像があります
 


(3) 地域人材の有効活用

  地域の方から専門的な指導を受ける機会をとおして学習を充実するとともに、保護者や地域に開かれた学校を実現します。一例として、平成14年度より市内11中学校全てで、柔道・剣道の武道指導を、地域の専門家の方々(野田市剣道連盟や警察OB等)に教えていただいています。

  また、平成20年度より、学校と地域の連携・協働を進めるため学校支援地域本部を立ち上げました。

(4) サタデースクール
 
 第2,4,5土曜日の午前中、小学生を対象とし算数や漢字の学習をするサタデースクールを開設しています。
サタデースクールの様子


(5) オープンサタデークラブ
 
 第1,3土曜日の午前中、小中学生を対象として日本古来の伝統的文化・芸術に関するものや体育に関する活動の場を提供するオープンサタデークラブを開設しています。
オープンサタデークラブの様子


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5つの事業について詳しく説明

1 少人数授業やティーム・ティーチングの展開

 小学校3・4年生は、算数の学習において『数と計算』領域で、「除法、小数、分数」の学習が位置づけられており、ここでの「つまずき」は将来の学力差につながることが考えられます。
そこで、少人数授業やティーム・ティーチングを導入し一人一人に基礎基本をていねいに指導し、確実に身につけさせることにより「つまずき」を防ぐことができると考えます。そのために、市が独自に各小学校に1名ずつ(中央小と南部小は各2名)の計22名の講師を採用・配置しています。

講師の職務

・ 各学校の児童の実態に応じ、3・4年生の算数の授業を担任と協力して複数で指導したり、少人数授業を行ったりします。
・ サタデースクール(後述)における算数の補習や発展的な学習を希望する児童への指導のチーフとなります。
・ 月曜日から金曜日の放課後、算数の補習や発展的な学習、漢字学習を希望する児童を指導します。

2 副教本の作成・改訂と活用

 市内小中学校から開発委員を選出し、学識経験者及び2名の専任の指導主事と協力して、平成14年度中に算数・数学の副教本が完成し、平成15年度から市内全小中学校で活用しています。平成14年12月初旬からは、北部小学校と福田第二小学校において、先行的に使用して副教本作成に教師や児童の意見も反映することができました。引き続き、平成15年度には、授業での活用を通して各学校から出された意見をもとにして、算数・数学の副教本を改訂しました。また、平成14年11月から作成の準備をスタートさせていた理科の副教本は、市内にある大学や自然保護団体、地域の農家の方など、多くの方々の協力を得て、完成しました。理科好きな子どもたちを育てることをコンセプトの第1にしていて、内容は野田市の自然を題材にしたものが多く、オリジナリティあふれるユニークな副教本になっています。同時に完成した算数・数学の改訂版とともに、平成16年度から二学期制となった市内全小中学校で活用しています。平成18年度版では、理科の副教本に近隣の博物館、科学館等を活用した理科学習プラン及びキャリア・ガイダンスとして理科の学習に関係の深い職業についている方にインタビューしたページを増やしました。平成19年度版は算数・数学において問題の精選、理科ではキャリアガイダンスとしての理科学習のページを充実させるよう改訂を進めました。平成21年度は学習指導要領の改訂と移行措置に対応するため、算数・数学、理科の指導内容を追加・精選し、改定を進めました。 同時に算数・数学副教本は、デジタル・コピー化を進め平成22年度からプリントによる学習になりました。

副教本の内容及び活用方法

(1)算数・数学

<内容>
・ 学力低下への懸念に対応するために基礎・基本の定着を確認することのできる内容及び発展的な内容。
・ 学習指導要領の改訂に伴う先行実施に対応できる内容。(中学校)

<活用方法>
・ 授業時間を中心として、自習や補習、あるいは家庭学習などで活用することによって、学ぶ意欲や学習習慣を身につけ、一人一人の能力を最大限に伸ばしていきます。
・ 平成17年度から3年間、学力向上拠点形成事業として野田市南部地区が文科省から指定されたのを機会に、算数・数学の副教本『マイステップ』の効果的な活用の仕方を南部地区4校で研究し、市内の学校への普及に努めています。
・平成22年からデジタル・コピー教材化され、プリントによる学習になりました。

(2)理科

<内容>
・ 現在使われている教科書の観察・実験に替わるもの
・ 必修理科の中での「課題選択学習」を豊かにするもの
・ 地域素材を生かした学習内容
・ フィールドワークのモデルコースおよびその解説
・ 理科への興味・関心を高めるための読み物資料
・ 「総合的な学習の時間」に生かせるもの

<活用方法>
・ 理科の授業時間を中心にして、総合的な学習の時間などで活用することによって、理科の学習に対する興味・関心を高め、理科好きな子どもたちを育て、さらに自然の不思議さ ・美しさに感動できる心を育みます。
・中学校では、必修理科の時間だけでなく、選択理科の時間でも活用できます。

3 人材活用事業

 従来から実施していた人材活用事業を、現行学習指導要領の実施を契機に拡充して、専門性の高い内容を、保護者をはじめとする地域の専門家の方々から直接指導を受けることにより、児童生徒のより発展的な学習が期待できると考えております。併せて、より風通しの良い学校、保護者や地域に開かれた学校の実現を目指しています。この事業は、オープンサタデークラブ(後述)とも関連します。

活用場面

・ 教科指導、特別活動、道徳の時間、外国語活動あるいは読み聞かせ等に幅広く地域の優れた教育力を活用します。

4 サタデースクール

 第2、第4、第5土曜日の午前中に2時間、市内の各小学校で希望者に算数の補習や発展的な内容を学習する場を設け、指導・支援を行っています。平成14年4月にスタートし、平成22年度は17回実施しました。
 平成22年度は、4月24日に第1回のサタデースクールを開設しました。野田市の在籍児童数の21%、約1,440名の児童 が、サタデースクールへの参加を希望しています。なお、小学1年生は学校環境に慣れた後期の10月30日からの参加になりました。
 また、近年、「国語力」の低下が全国的に叫ばれる中で、野田市では更なるステップとして17年度から希望する児童に対して「漢字学習」にも取り組み始めました。そして、平成22年度より学習内容の定着を見るために、年2回サタデーテストを実施しています。

 今後も、きめ細かな指導・支援を行えるよう、さらに改善を加えていきたいと考えています。

5 オープンサタデークラブ

 第1・第3週の土曜日の午前中に学校等を開放し、現行学習指導要領を補完するために、野田市の子どもたちに伝統的な日本文化への素養を積極的に高める為の講座や、豊かな人間性や社会性を育み、国際社会に生きる日本人としての素地を育む為の講座を地域や文化関係団体、体育関係団体、青少年健全育成関係団体と連携しながら開設しています。

 平成22年度は、芸術・文化講座を18、体育講座を15、併せて33の講座を開講しました。
 前期は4月17日から10月2日まで9回開催しました。参加希望者は、小学2年生から中学3年生までになります。なお、小学1年生は学校環境に慣れた後期の10月16日から参加しました。

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サタデースクール、オープンサタデークラブのQ&A

 

サタデースクールとオープンサタデークラブ

 

集まる子はどんな子?

集まる子はどんな子?

 

★ 小学生1年生から6年生

 

▲ 小学生や中学生

 

★ 算数、漢字が得意になりたい子

 

▲ 芸術や工作、スポーツに親しみたい子

 ★小学1年生は後期から参加します。 ▲ 小学1年生は後期から参加します。

 

★ 算数は楽しいと思う子

 

▲ 体験したい子

 

★ 算数をもっとよく分かりたい子

 

▲ 得意技を身に付けたい子

 

いつ?

いつ?

 

★ 第2、4、5土曜日の9時から11時

 

▲ 第1、3土曜日の9時から11時

 

★ 長期休みは実施しない・年間約20回

 

▲ 長期休みは実施しない・年間おおよそ17回

 

どこに集合?

どこに集合?

 

★ 今、通学している学校

 

▲ やりたいこと、体験したいことを開催している小・中学校・公民館等

 

サタデースクールでは何をするの?

オープンサタデークラブでは何をするの?

 

★ 算数の基礎的基本的な内容の補習学習や発展的な内容の学習

★漢字は学校で使っているドリルやプリントを使って練習します。

★学習内容の定着を見るために、年2回サタデーテストを実施します。

 

▲文化・芸術講座
 ・こと・和太鼓・茶道・生け花・囲碁・将棋・絵画教室・図工くらぶ・アートクラブ・書道・日常のお作法・理科クラブ・クラフトくらぶ・手編みくらぶ、日本舞踊クラブ
▲体育講座
 柔道・剣道・バドミントン・ミニバスケットボール・ティーボール

 

指導者は?

指導者は?

 

★ 地域の方々(市全体では、ボランティアの方も含めて、約180名になります。)

 

▲ 市内青少年健全育成団体、及び地域の方々(約250名)

 

★ 各小学校の算数の少人数授業等講師22名

 

 

 小学1年生の参加は?小学1年生の参加は?
 ★ 後期より参加できます。 ▲ 学校環境に慣れた後期から参加できます。
    

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中学校における武道必修化並びに小学校における外国語活動導入に向けて

1 中学校における武道必修化に向けて

 これまで学校選択であった「武道学習」が、平成24年度から1・2年生で男女とも必修になります。これまでも武道に親しみがもてるよう、柔道や剣道において地域の専門家の方々を有効に活用しながら学習を進めてきました。すでに柔道で男女共修している学校がありますが、いずれも元気よく、楽しく取り組んでいます。武道学習を通して「礼に始まり、礼に終わる」精神や相手を尊重する態度を養い、日本の伝統文化を大切にする心を育てていきます。
 野田市では地域の専門家と体育の先生が一緒になって、より充実した授業が展開できるよう工夫に努めています。技術面の指導とともに、何よりも思いやりあふれる心や態度を育てていくことを大切にしています。専門家の専門性はよりわかりやすく楽しい授業に生かされています。

2 小学校における外国語活動導入に向けて

 学習指導要領の改訂により、平成23年度から小学校5・6年生において年間35時間の外国語活動が位置づけられました。外国語活動を通しての言語や文化に対する体験的な理解、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度等の「コミュニケーション能力の素地」を養うことを目指して学習が展開されます。平成22年度については、野田市では、10時間〜35時間の幅はありますが、先進校の取り組みに学んだり、研修会等で学んだことを生かしたりしながら各校取り組みました。

【指導課 青少年課】

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