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橋梁長寿命化修繕計画について

ページ番号 1000185 更新日  平成29年2月21日 印刷

野田市の橋梁長寿命化修繕計画を教えてください。

1.長寿命化修繕計画の背景および目的

平成25年度現在において、野田市が管理する橋梁は、橋長10メートル以上の橋梁が42橋、橋長10メートル未満の橋梁が109橋、合計151橋あります。これらの橋梁は、高度成長期に架設された橋が多く、図1に示すように架設後50年以上経過した橋梁が占める割合は現在2%(3橋)ですが、20年後には57%(86橋)と橋梁の老朽化が一段と進行していきます。

建設後50年経過する橋梁数の推移の円グラフ
図1 建設後50年経過する橋梁数の推移


一方、今後の交通量の増加や車両の大型化、また橋や道路の老朽化が進むに従い傷みもひどくなり、市民生活を支える橋や道路を取り巻く環境は今後ますます厳しさを増すものと考えられます。また、これらの老朽化を迎える橋梁群に対して、従来の「悪くなってから対策をする」という対症療法型の維持管理を続けた場合、橋梁の修繕・架替えに要する費用が増大することが懸念されます。
人の体も同じで、健康診断を定期的に受診して早期治療を行えば、医療費のトータルコストが抑えられ「元気で、長生き」できることにつながります。橋梁も定期的に点検(健康診断)をして、予防的な修繕(早期治療)を行うことが重要です。
そこで、野田市では、将来的な財政負担の低減および道路交通の安全性の確保を図るために、橋長10メートル以上の42橋を対象に橋梁長寿命化修繕計画を策定しました。

予防保全型と対症療法型のイメージ図
図2 予防保全型と対症療法型のイメージ

2.健全度の把握及び日常的な維持管理に関する基本的な方針

橋梁の点検は、図3に示すように日常点検、定期点検、臨時点検、詳細点検に区分されます。橋梁維持管理の一環として現状を把握し、安全性や耐久性に影響すると考えられる損傷を早期に発見し対策を行うことにより、常に橋梁が良好な状態であることを目指します。
定期点検は、国の点検要領(案)に基づいて、可能な限り近接した目視点検(肉眼)を行うこととし、それ以外の箇所については遠望目視点検(望遠レンズ)により行います。

橋梁点検の区分の画像
図3 橋梁点検の区分

定期点検:目視調査状況

定期点検:目視調査状況の画像

日常点検:土砂詰まり状況

日常点検:土砂詰まり状況の画像

詳細点検:コンクリート強度試験状況

詳細点検:コンクリート強度試験状況の画像

3.点検結果の概要と損傷事例

長寿命化修繕計画を策定するにあたり、橋梁の健全度を把握するため、国の点検要領(案)に基づきコンクリートのひびわれや鉄筋の露出等の損傷の有無や損傷の程度を確認する橋梁点検を行いました。
点検の結果、緊急対応が必要な橋はありませんでしたが、軽微な損傷が発生している橋は確認されています。これらの損傷を放置しておくと橋の寿命に影響を及ぼすものもあり、適正な補修方法や補修時期の検討などが必要となります。したがって、対策区分判定が、B・Cの橋(補修の領域)に着目し修繕計画の策定を行いました。
鋼部材、コンクリート部材における損傷事例を以下に示します。

鋼部材、コンクリート部材における損傷事例の画像

4.長寿命化及び修繕・架替えに係わる費用の縮減に関する基本的な方針

  1. 定期点検により橋梁の状態を記録することで安全性を確認します。
  2. 「対症療法型」の管理から「予防保全型」の管理への移行によりコストの縮減を行います。
  3. 中長期的な観点から対策の優先順位を判断するとともに予算の平準化を図ります。
  4. 個々の橋梁の重要度や損傷程度を総合的に評価した修繕計画を策定することにより、効率的な維持管理を行います。

5.長寿命化修繕計画による効果

本計画を実施することで、橋の寿命を延ばすことができ、図4に示すように橋梁を維持する費用は総額114億円(対症療法型)から19億円程度(予防保全型)に節約でき、大幅なコスト縮減が見込まれます。
さらに、損傷に起因する通行制限等が減少し、道路の安全性・信頼性が確保されます。

対症療法型と予防保全型の工事費予測のグラフ
図4 対症療法型と予防保全型の工事費予測
注:上記費用は現時点での概算です。

6.長寿命化修繕計画に基づく今後の取り組み

野田市は、日常的なパトロールや清掃により損傷の早期発見に努めてきましたが、定期点検の実施による効率的な維持管理を目指すため「長寿命化修繕計画」を策定しました。
今後、本計画に基づいて橋の点検、維持、対策を繰り返し行うことにより、橋の適切な管理を積極的にすすめ、経済的に安心安全な道路ネットワークを維持するように努めていきます。

7.意見を頂いた学識経験者

長寿命化修繕計画の策定にあたり、橋の専門知識を有する学識経験者の方からご意見を頂きました。
東京理科大学 理工学部 土木工学科 木村吉郎 教授
東京理科大学 理工学部 土木工学科 佐伯昌之 准教授

8.社会資本整備総合交付金を活用した橋梁の維持修繕

橋梁長寿命化修繕計画に基づき橋梁の修繕及び定期点検等について、防災・安全交付金を活用し、事業の進捗を図っております。

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土木部 道路建設課
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7123-1648
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