現在の平和を築いた鈴木貫太郎翁 ~終戦と為萬世開太平~
注:本市報html版は市報のだ令和6年8月15日号の掲載内容です。最新情報をご確認ください。
今から79年前の昭和20(1945)年4月7日、旧関宿町出身の鈴木貫太郎翁は、天皇陛下に頼まれ内閣総理大臣となり、8月17日の総辞職までの133日間、命懸けで日本を終戦に導きました。
戦後は故郷の関宿に戻るとともに、枢密院議長として、今日の平和を築いた日本国憲法の施行にも尽力されました。枢密院議長辞職後は、関宿地域の特性にあった酪農の普及などの地域振興に貢献し、昭和23(1948)年4月17日に、地元の人々に惜しまれながら、その生涯を閉じられ最期に遺した言葉は「永遠の平和、永遠の平和」だと伝わっています。
貫太郎翁の功績を後世に広く伝えるため、地元の人々や貫太郎翁を尊ぶ全国の人々の想いが一体となって開館した鈴木貫太郎記念館には、「為萬世開太平」と記された塔碑が建っています。この言葉は、「この後、何世代も続く世のために平和な世をつくる」という意味で、平和を強く願う貫太郎翁は、戦後たびたびこの言葉を揮毫していたそうです。
記念館は、台風被害や耐震強度不足で臨時休館していますが再建に向け、令和6年3月に再建基本構想を策定し、将来にわたり貫太郎翁の功績を広く紹介できるよう適切な施設環境を整備し、安定的かつ継続的な資料収集や保存、調査研究、展示などの事業活動を行う記念館の整備を進めています。
- 鈴木貫太郎記念館出張展示会
市では、同館所蔵資料を活用して、随時、出張展示会を開催しています。
8月15日木正午から20日火正午まで市役所1階ふれあいギャラリーで、激動の時代を生きた鈴木貫太郎・タカ夫妻の紹介や令和5年度に修復した絵画「日露戦争日本海海戦」の展示会を開催していますので、ぜひご覧ください。
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