シリーズ16 300年以上前からのしょうゆ醸造法が伝承される場所

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ページ番号 1039203 更新日  令和5年9月4日 印刷 大きな文字で印刷

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下総野田 愛宕神社

野田の魅力を発見!!

野田市駅近くのキッコーマンもの知りしょうゆ館に隣接する、御用醤油醸造所(通称・御用蔵)は、今年、県民が選ぶ「ちば文化資産」に追加選定され、次世代に残す必要性のある施設として注目されています。
御用蔵は、昭和14(1939)年に、宮内省(現在の宮内庁)に納めるしょうゆを製造するために建てられました。その後、平成22(2010)年に現在の位置に移築され、現在も宮内庁に納めるしょうゆを醸造している施設です。
しょうゆ産業の近代化により、しょうゆの製造方式も新たなものが生まれ、本醸造や新式醸造、アミノ酸液混合などがありますが、同社では、工場で生産するしょうゆづくりの革新を行いながらも、江戸時代から受け継いできた、本醸造でのしょうゆづくりの保存と継承も実ちょくに行ってきたそうです。宮内省御用達ということで、太平洋戦争前後の原料難時代や統制下においても、御用蔵の操業は認められたので、丸大豆を使った伝統的なしょうゆ醸造の技術が絶やされることなく受け継がれました。
通常のしょうゆ製造は約半年かけますが、御用蔵では、しょうゆづくりにもっとも適した国産の大豆、小麦、食塩のみを厳選し、杉の木桶に仕込み、空調を使わず、約1年間発酵・熟成を重ねてしょうゆを製造します。御用蔵でつくられたしょうゆは、宮内庁に納められるとともに、もの知りしょうゆ館内売店や亀甲萬本店というホームページ(https://www.kikkoman.co.jp/honten)で販売されています。移築後は見学もできるようになっていますので、事前にキッコーマンもの知りしょうゆ館(電話:04-7123–5136)に予約してから見学してください。
【参考文献】キッコーマン株式会社『キッコーマン株式会社百年史』2020年

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