窒息事故を防ごう

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ページ番号 1029271 更新日  令和2年12月31日 印刷 大きな文字で印刷

窒息とは

窒息とは、さまざまな原因で呼吸ができなくなり、身体や生命に重大な危険を及ぼす状態です。

身近な窒息に、口や喉に物が詰まり息のできなくなる気道異物があります。

好発時期と原因

窒息は、一年を通して発生しています。

特に年末年始は、口や喉に詰まりやすいお餅などを食べる機会が増えるため気道異物による窒息が増える傾向にあります。

好発年齢とその特徴

気道異物による窒息は、高齢者と乳幼児に多く発生しています。

高齢者における特徴

高齢者は、食べる機能の低下が大きな原因となります。

  • 歯の衰え
  • 唾液量の減少
  • 噛む力の低下
  • 飲み込む力の低下

乳幼児の原因の特徴

乳幼児は食べる機能の未熟さが大きな要因となります。

  • 飲み込む力の弱さ
  • 喉の狭さ

窒息の予防

気道異物による窒息を防ぐために最も大切なことは、「予防」です。

窒息予防のポイント

  • 食べやすい大きさに切って食べましょう。
  • 水分を取り、口の中を湿らせながら食べましょう。
  • 一口の量を少なくし、よく噛んで食べましょう。

窒息が起きてしまったら

窒息の発見・確認

チョークサイン

口や喉に物が詰まったことに気づくことが肝心です。 喉に物が詰まった時、チョークサインといわれる写真のような姿勢をとることがあります。画像のような苦しそうな姿を見つけたら、喉に物が詰まったのかと尋ねてください。

助けを呼ぶ

発見・確認

喉に物が詰まったことが分かったら、救急車を呼ぶなど助けを求めることと同時に、喉に詰まったものを取り除きます。

取り除くことを伝え安心させましょう。

異物除去法

1:咳をさせる

異物を取り除くためには、咳をすることが最も効果的です。
咳ができなかった場合に異物除去法を行います。

ハイムリック

2:腹部突き上げ法による除去

  • 後ろから抱えるように腕を回します。
  • 握りこぶしを、へそより上で、みぞおちの下に当てます。
  • 反対の手で握りこぶしを包み込み、すばやく手前上方に突き上げます。

背部

3:背部叩打法

  • 傷病者の後ろに回ります。
  • 手の付け根で肩甲骨の間を繰り返し叩きます。
  • 座らせたり寝かせたり、叩きやすい体勢で実施してください。

ポイント

  • 体型、体勢などで腹部突き上げ法と背部叩打法を使い分けてください。
  • 腹部突き上げ法を行った場合には、内臓を痛めている可能性もあるので到着した救急隊に伝えてください。
  • 119番通報前に異物が取れた場合でも、病院は受診しましょう。
  • 最初は反応があり、異物除去を行っている最中に反応がなくなった場合には、心肺蘇生法を開始してください。

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