ネズミへの対策について
ネズミは、食品を食い荒らすだけでなく、サルモネラ菌や赤痢菌などを媒介したり、ネズミに寄生しているイエダニが人を吸血するなどの衛生上の被害を発生させます。
また、家具や食品をかじって損害を与えたり、電線やガス管をかじって、停電や火災を引き起こすおそれのある動物です。
駆除するためには、トラップ(捕獲用具)や殺そ剤(毒餌)を使うだけでなく、ネズミが住み着かない環境をつくることが重要となります。
ネズミが住みにくい環境にする(環境的防除)
エサとなる食べ物をなくす
- 食料品はふた付きの容器に収納しましょう
- 台所は整理整頓しましょう
- 生ごみや水を放置しないようにしましょう
侵入口をふさぐ
- 排水溝、通気口などに金網をはり、ネズミが入れない構造にしましょう
- 配管のすき間、エアコンのパイプの導入部周辺などの穴をふさぎましょう
- 1センチメートル程度の穴でも通り抜けることがあります
巣を作らせない
- 床下、天井裏、押入れ、引き出しなどに巣を作ります。整理整頓、清掃を心がけましょう
- 紙や布類、ビニール等が巣の材料となりますので、放置しないようにしましょう
ネズミを捕獲する(物理的駆除)
器具による駆除
器具(トラップ)には、餌を使用するタイプ(バネ式パチンコやカゴ式ネズミ捕り)と餌を使用しないタイプ(粘着式トラップ)があります。
これらは使用上の注意をよく読み、取扱いに注意しましょう。なお、これらのトラップは雑貨店や薬店等で販売されています。
器具を仕掛けるときの注意
- ネズミの餌となるものを片付けましょう。ネズミを空腹状態に追い込みます
- ネズミがよく活動する場所や通り道付近の壁際にできるだけ数多く仕掛けます
- バネ式やカゴ式は水に濡れた場所でも有効ですが、粘着式は乾いた場所か、濡れているときはぞうきんで拭いてから仕掛けます
- バネ式はバネで強くはさむので取扱いに注意してください。ペットを飼っていたり小さなお子さんのいる家には向きません。セットには餌を先につけておき、バネがはじける側を持たないようにして、振動を与えないように置く必要があります
- 餌を使用するタイプでは、餌としてサツマイモやさつま揚げなど新鮮な材料を使用します
- ネズミは用心深いので、根気よく駆除を行ってください
毒エサで駆除する(化学的駆除)
薬剤による駆除
薬剤(殺そ剤)には慢性毒性殺そ剤(クマリン系)と急性毒性殺そ剤(シリロシド、リン化亜鉛、ジフェチアロール等)があります。慢性殺そ剤は、毎日少しずつ毒を累積することにより効果が上がり、急性殺そ剤は、体内に取り込まれると比較的短時間で効果が表れるものです。
使用上の注意・説明書をよく読み、取扱いには十分気を付ける必要があります。特に子どもやペットの誤飲・誤食に注意しましょう。殺そ剤は雑貨店や薬店等で販売されています。
殺そ剤の効果はネズミの種類により差があり、ドブネズミは比較的警戒心が薄く、殺そ剤にも感受性が高いので、効果をあげやすいですが、クマネズミは警戒心が強いため、喫食性が比較的悪く、薬剤に抵抗性があるネズミも出現しています。
薬剤を使用するときの注意
- 暑い時期に薬剤を使用すると、隠れたところで死んだネズミが腐敗して、悪臭やウジ発生の原因となりますので、冬季以外の使用は避けてください
- ネズミの餌となるものを片付けましょう。ネズミを空腹状態に追い込みます
- ネズミがよく活動する場所や通り道付近に仕掛けます
- 殺そ剤のままで喫食しない場合は、ネズミの好む餌(ふかし芋、ご飯、さつま揚げ、チーズ、ソーセージ等)に混ぜて団子にしたり、まぶしたりしてみましょう
- 薬店等で販売されている殺そ剤のほとんどは、慢性毒性の薬剤です。慢性毒材は4から5日以上続けて食べさせて始めて効果が現れます
- 死んだネズミはなるべく早く回収し、一般のゴミとして処分してください
ご自身で駆除するのが困難な場合は
市ではネズミの駆除をおこなっておりません。ご自身で駆除を行えない場合は専門業者へ直接依頼をしてください。
駆除費用は、ご自身の負担です。あらかじめ業者に内容を確認し、納得のいく業者に依頼をしてください。
現在、市で把握している事業者は以下のとおりです。トラブル等について、市は責任を負えませんので、十分ご検討の上、ご依頼ください。
千葉県害虫防除共同組合(電話:043-221-0064)
中央コントロールサービス(電話:04-7125-2964)
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