七夕まつり、そぞろ歩き

はかり売りのお煎餅屋さん、忍者修行に来た外国の方に人気の履物屋さん、お醤油の香りが染みついた黒塀を曲がると昔ながらのお店が軒を連ねています。竹かざりと屋台に彩られた通りを歩くと、七夕まつりならではのサービスに出会いました。コスメショップでのネイルの無料サービスに、女の子は満面の笑み。夏休みだからできるお楽しみです。老舗の和菓子屋さんが手回しのかき氷機でかいた氷は、淡雪のよう。手作りのアクセサリーを売ったり得意なダンス、スケートボードを披露したりできるのも最近の七夕まつりの楽しみのひとつ。ロマネスク様式の建物の隣りの広場では、ご当地ゆるキャラが今年も集合。のんちゃん、やど助、チーバくんたち。「千葉県の形で。」と写真のポーズをお願いすると、くるっと横向きになってくれたチーバくん。ほら、やっぱり千葉県のかたち。かわいいゆるキャラに心もふんわり。野田市の夏の風物詩、七夕まつり。竹かざりコンクール、レガッタロードレース、躍りパレードなど、時代の流れの中で少しずつ形を変えて受け継がれていくおまつり。子ども達が大人になった時に楽しい思い出となるような、懐かしいでもどこか新しい七夕まつりが、いつまでも続きますように。

子育て支援総合コーディネーター