「なるほど科学体験館」に行ってきました

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ページ番号 1024531 更新日  令和6年2月21日 印刷 大きな文字で印刷

なるほど科学体験館の画像

今回訪れた「なるほど科学体験館」は、運河駅からほど近い東京理科大学野田キャンパス内にあります。6月にオープンしたばかりの真新しい建物に入ってすぐ、たくさんの不思議な装置が目に入り「わー、何これ?おもしろそう、やってみたい。」と子どもの頃のワクワク感がよみがえって来ました。

四角いタイヤの乗り物は走れない?

野田市報に掲載されていた、四角いタイヤの乗り物。普通に考えると、乗り物のタイヤは〇(丸)です。では、タイヤが四角だったら走行できる?はい、可能です!地面の形状を変えてあげると走行できるのだそうで、四角いタイヤの乗り物の下は平面ではなく「なみなみ」になっていました。「タイヤは丸くて当たり前!」を当たり前ではなく考えていくことも科学には大切なのかもしれませんね。

掛け算はサルくんにまかせて!

画像にありますサルくんのボード。(個人的にサルくんと呼んでいます。)このサルくん、実は掛け算の名人。右足先と左足先にある二つの数字を掛け算すると、あら不思議!両手の人差し指が、その答えを指しているのです。このサルくんと一緒だったら、楽しく掛け算九九が覚えられそうですね。

振り子はどのようなかたちで揺れている?

最近ではあまり見られなくなった振り子時計。童謡「大きなのっぽの古時計」に出てくる、あの時計です。振り子時計は振り子が行ったり来たりして動いています。有名なガリレオさんが発見した振り子の法則はよく知られていますが、さらにどのような形で揺れているのかを証明した人がいるのです!「知らなかったー!」。誰が証明したのか、どのような形なのかは、ぜひ体験館を訪れて実際に見てください。

三平方の定理「a²+b²=c²」を見える化

「直角三角形の直角をはさむ2辺の長さをaとbとし斜辺をcとするとa²+b²=c²が成り立つ」

これが三平方の定理です。「なんか、なつかしい。」こういう公式、がんばって覚えましたよね。でも、数式を見ても「???」。中学時代の記憶がよみがえりちょっと残念な気持ちになったのもつかの間、「あら、このくるくる回る装置はなにかしら?」不思議!不思議!装置のボタンを押すだけで、三角と四角がくるくる回って、この数式を証明してくれています。「数式の見える化」です。「なるほど!こういうことだったのか。」とあの頃悩んだことが、今、納得できました。この数式のほかにも、最小公倍数や最大公約数の算出器、面積、体積、確率などの展示があり数式が「見える化」されています。

ボールが一番早くゴールするのはどのすべり台?

それぞれ形の違う4本のすべり台があります。ボールを上から同時にスタートさせた時、どのすべり台のボールが一番早くゴールするでしょうか?「距離が一番短いすべり台でしょ!」「いや、垂直に落下するボールが一番早くゴールするはず!真っすぐ落ちるジェットコースターはすごく速いから。」と、いろいろな意見を出し合いながら楽しむこともできます。ぜひこちらも、実際にやってみてください。意外な結果が出ておもしろいですよ。

2階は科学のコーナー

2階は科学の事象についての展示で、可愛い犬型ロボットaibo(アイボ)の「なるちゃん」が出迎えてくれます。「なるちゃん」はロボット犬ですが、可愛い鳴き声で訪れた人に愛嬌を振りまいています。相手によって反応の仕方も違い、日々できることも増えて成長がみられるそうです。「次に来たときは芸ができるようになっているかもしれない。」と思うと、何度も訪れてみたくなりますね。

歴史を計算機で振り返る

ガラスケースの中には、たくさんの計算機が展示されています。時代を感じさせる古い物から、見覚えのある最近の物まで。第二次世界大戦中、アメリカ合衆国ではコンピューターを使って計算していましたが、日本では機械式計算機を使っていました。計算機の歴史を見つつ、計算機を通して歴史を振り返るという見方、こちらも「なるほど!」と思えることでした。今後は、先日シャットダウンしたスーパーコンピューター「京」が展示される予定で、準備の真っ最中でした。どのような展示になるか、今から楽しみですね。

算数、数学、科学が苦手でも大丈夫!

「数式とか、ちょっと難しそう。」「小さい子は楽しめないの?」と思う方もいるのではないでしょうか。大丈夫、心配はいりません。算数を習っていなくても数学が苦手でも、ただ何も考えずに装置を動かしているだけで、楽しみながら算数や数学、自然科学の事象に触れることができます。案外、無心でチャレンジしたほうが答えを早く導き出せるかもしれませんよ。それに、学生の方が分かりやすく説明をしてくださいますので安心です。小さいお子さんには分かりやすく、専門家の方にはより詳しく、来館した方に合わせて説明してくださいます。

訪問を終えて

今回の訪問では、学生の方が私の素朴な疑問にも丁寧に対応してくださったこと、考えている間じっくり待ってくださったことに感激しました。また、「あーそうか!あの時、数学の先生が一生懸命説明していたことは、このことだったのかー。」と、よく理解が出来ずに過ごしてしまった青春を思い出し、どこか懐かしく、そしてスッキリした感覚になりました。今回は、時間の都合で体験できたものは一部だけで、この他にもまだまだたくさんの展示があります。土曜日の午後や春休み、夏休みなどに、ぜひご家族で出かけてみてはいかがでしょうか。(10歳以下の方は、保護者同伴でお願いします。)

子育て支援総合コーディネーター

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このページに関するお問い合わせ

健康子ども部 保健センター
〒278-0003 千葉県野田市鶴奉7番地の4
電話(母子保健係):04-7125-1190
電話(健康増進係):04-7125-1189
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