旧茂木佐平治家住宅金宝殿・よろこび寮・旧遊楽園(茂木佐公園)塔
「旧遊楽園(通称・茂木佐公園)」は、大正15年(1926)に醤油醸造家9代茂木佐平治が自家の土地を一般開放して開設されました。現在も、野田児童遊園として使用されており、金宝殿とよろこび寮が児童遊園に隣接して所在します。金宝殿は、茂木佐平治家の屋敷社で、大正3年に建てられた本殿と手水舎には、濃密な彫刻が施されています。また、よろこび寮は、仏教を篤く信仰していた9代佐平治が布教のために自家の土地に建設した仏教修養のための施設で、床まわりに檳榔樹(びんろうじゅ)や黒檀(こくたん)等の銘木を用いた洗練された会堂と、繊細な意匠を用いられた表門があります。児童遊園の中央に立つ塔は、遊楽園が開設された大正15年に建てられた街灯兼時計塔です。鉄筋コンクリート造りモルタル洗い出しの角柱で、頂部は相輪風で仏塔の意匠が表されています。下方に水栓の蛇口が取り付き、当初は腰回りに流し台を備えていました。野田市の水道は、大正12年に野田醤油株式会社が千葉県下で最初の水道施設を完成させたことに始まり、工場を主とした給水の余剰分が、町民に供給され、遊楽園にも設置されました。近代的な構造と和洋折衷の意匠を用いた塔は、公園の開設と野田における水道の普及を示す貴重な存在です。
令和7年11月21日に開催された国の文化審議会において、旧茂木佐平治家住宅金宝殿本殿・手水舎、よろこび寮会堂・表門の4件の歴史的建造物が「造形の模範となっているもの」、旧遊楽園(茂木佐公園)塔が「国土の歴史的景観に寄与しているもの」と評価され、新たに国登録有形文化財(建造物)に登録される見込みとなりました。
金宝殿及びよろこび寮は現在も所有団体の活動の場となっているため、敷地内に許可無く立ち入ることはできません。児童遊園内から外観をご見学ください。
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所在地
野田市野田350番地の4
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交通アクセス
まめバス 9愛宕ルート、11南循環ルート「仲町」バス停下車徒歩4分
茨急バス 「仲町」バス停下車徒歩4分、「弁天前」バス停下車徒歩4分
東武野田線(東武アーバンパークライン)「野田市駅」または「愛宕駅」下車徒歩9分
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内訳
旧茂木佐平治家住宅金宝殿本社(きゅうもぎさへいじけじゅうたくきんぽうでんほんしゃ)
旧茂木佐平治家住宅金宝殿手水舎(きゅうもぎさへいじけじゅうたくきんぽうでんちょうずや)
よろこび寮会堂(よろこびりょうかいどう)
よろこび寮表門(よろこびりょうおもてもん)
旧遊楽園(茂木佐公園)塔(きゅうゆうらくえん(もぎさこうえん)とう)
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