ハルザキヤマガラシ(春咲山芥子)(アブラナ科ヤマガラシ属)
ハルザキヤマガラシ(春咲山芥子)(アブラナ科ヤマガラシ属)
自生環境
河川敷、牧草地、あぜ など
原産地
ヨーロッパ
特徴
- セイヨウヤマガラシまたはフユガラシとも呼ばれます。国内では北日本や高原地帯といった涼しい地域を中心に広がっています。亜高山帯など貴重な植生環境の場所にも入りこんで繁茂し、問題になっています。
- 野田市周辺では河川敷でよく見かけます。かなり前から侵入していますが、気候の関係か現時点では問題になるほどの繁茂には至っていません。近年は同じ仲間のキバナクレス(B. verna)という種類が、「大谷川クレソン」などの名でサラダ用野菜として栽培されるようになりました。
- 菜の花をぎゅっとコンパクトにしたような姿をしています。葉は厚みがあり、濃い緑色で強い光沢があります。種子生産力が強く、1株から最大で11万個ものタネができると言われています。
麦とともに広がったか
ハルザキヤマガラシはもともとヨーロッパに分布している野草でしたが、現在は北アメリカや北アフリカ、アジア、オセアニアなど、温帯地域の広域に広がっています。これは麦に混入するかたちで、世界中に拡散した結果と考えられています。国内でも、群馬県内の牧場で野生状態のものが確認され、やはりこれも麦に混入するかたちで侵入し、そこから定着したと考えられています。
市内の分布状況
市内では利根川や江戸川の河川敷でよく見かけます。
生育を脅かす要因
- 駆逐
- 農業被害
北日本では小麦畑やあぜなどに大発生して問題となっています。また高原地帯などの自然豊かな場所にも広がっており、現地の希少な植生をおびやかしています。
外来生物法など
その他の総合対策外来種(法的規制は無し)
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