消防団による架空請求

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ページ番号 1042109 更新日  令和6年7月5日 印刷 大きな文字で印刷

消防団による架空請求について(令和6年7月5日)

 一部の消防団において、「団により通帳やキャッシュカード等が管理されている。また、団活動に参加していないのに、手当が支給されている。」などの内部通報があり、慎重に調査を進めた結果、179,970円の架空請求が発覚し、全額返還をさせました。

 当該分団においては、出動手当が個人支給に変更された以降も報酬等は分団の活動費であるという意識が根強く残っており、出動報告書の作成者は架空請求を行っているという意識はなく、「活動実績がない団員は辞めさせられるのではないか」「活動していないのに年報酬をもらうのはまずいのではないか」という考えから、活動していない分団員がいると思われないようにする意識が強く、実際の出動者と異なる人を調整して報告を行っていたが、個人の私腹を肥やす目的ではなく、団全体での活動費として捉えておりました。

 再発防止として、出動報酬は個人のもので、団のものではないという意識改革と個人の報酬を団の活動費に回す必要がない体制の構築を行います。

 消防団は地域防災の重要な役割を担っており、今後発生が予想される大規模災害時において、消防団の存在は必要不可欠であり、消防団員の確保も重要であることから、今後市として消防団への運営費補助について早急に検討いたします。

 架空請求を行った当該分団長等2人については、7月1日に消防団長から懲戒処分(戒告)を行いました。

 なお、警察へは情報提供を行いましたが、個人的な私腹を肥やすためではないこと、団及び団員のことを思い調整して報告書を作成しており、悪意はないこと、架空請求分は全額返還されており、市の損害はないこと、当該者に対して懲戒処分(戒告)を行っていることから、刑事告訴は行わないこととしました。

 また、他の分団において、通帳等の管理及び出動報告書への記載について、実態調査を実施したところ、個人の通帳等を管理している分団はなく、また、架空請求を行っていないことを各分団役職者上位3名から署名押印のもと報告を受けており、適切に運用されていることを確認しています。

消防長コメント

架空請求をしていた当該分団長等2人に対し「懲戒処分」が行われましたことを深くお詫びいたします。

野田市消防本部としましては、個人の報酬を団の運営費に回さなければならなかった実態を重く受け止め、地域防災の要である消防団に対する運営費補助等の支援策について、消防組織検討会や消防委員会において、検討を行いながら消防団活動を支えてまいります。

野田市消防長 

消防団長コメント

消防団として市民の信頼を著しく損ねたことを深くお詫びいたします。

消防団員一丸となり再発防止に取り組むとともに、市民の信頼回復に努めます。

野田市消防団長

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