子どもの「できた」を集めよう!

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ページ番号 1024509 更新日  令和6年2月21日 印刷 大きな文字で印刷

子ども達は、いろいろな遊びを積み重ねることで成長をしていきます。その中で、たくさんの物に触ったり、全身を使って動いたりといった、感覚・運動的な遊びが体の土台を作り、指先を使った活動や生活動作、読み書きなどの学習動作につながっていきます。そして、それらの経験を繰り返すことによって自信を持ち、友達と上手に遊ぶことが出来るようになっていくなど、集団場面での広がりも見られていきます。                   

子どもの遊びの画像

(1)子どもがつまずくポイントを把握しよう。

子どもの「できない」には必ず子どもなりの上手くできない理由があります。まずはその理由が何なのかを探し、丁寧に見ていくことから始めます。

(2)活動(作業)を小さな動作に分けてみよう。

多くの動きは、いくつかの小さな動作が連続したり、組み合わさったりして、複雑な動作になっています。そのため、子どもの動作を考える時、子どもを観察すると同時に、行動そのものをよく見て、できる動作とできない動作を確認します。

(3)最終目標に向けて小さいゴールを立ててみよう。

「できない動作」や、子どもにとっての「困り感」がわかったら、まずは確実にできる目標を考えていきます。そうすることで、子ども達と一緒に「できない」を共有し、そこから「できた」につなげていくことができます。

では、(1)から(3)の流れで具体的に考えてみましょう。

例えば、食事です。

(1)子どもたちが「どこの動作に困っているか」を考えます。

(2)食事動作を細かく分けていきます。
例えば、「スプーンやフォークの柄を握る」「食べ物をさして(すくって)、口に運ぶ」など。

(3)どこの動作に難しさがあるかを確認したら、その動作について目標を立てます。
例えば、フォークの操作を目標にした場合、まずは、自分で行おうとする気持ちに寄り添い、できたことを共有します(この時、フォークの持ち方等は子どもに合わせます)。
その後、自分でできる回数を決める等、見通しをつけ、難しい場合は一緒に行いながら進めます。この積み重ねが子どもの「できた」になり、自信につながっていきます。

ぜひ、子ども達の「できた」をたくさん集めてみてはいかがでしょうか。

作業療法士

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