こどものあそびの大切さとスマホとの付き合い方

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ページ番号 1032311 更新日  令和6年2月21日 印刷 大きな文字で印刷

昨年から続く新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出が制限され、自宅で過ごす時間が長くなっていることと思います。そのようななかでお子さんのスマホやタブレット等の使用時間が長くなってしまっているのではないでしょうか。乳幼児期のお子さんのスマホ使用の影響については言語発達への影響を示唆するもの等いくつかの研究はあるものの、まだまだ研究途上でありはっきりとした科学的根拠となると難しい段階です。また、悪影響があると示されたとしても、スマホに全く頼らずに育児をするというのも現実的には難しいと感じられる保護者も多いのではないでしょうか。
このコラムではこどものあそびの大切さと、スマホとの付き合い方のポイントをお伝えしたいと思います。こどものあそびの時間を大切にしながら、それぞれのご家庭でスマホとの付き合い方のバランスを考えていってくだされば幸いです。

スマホの画像

こどもとあそび

こどもはあそびを通していろいろな力を発達させます。例えば赤ちゃんは「いないいないばあ」が大好きですが、これは一度隠れた顔が期待通りに出てくることで喜びや安心感を味わうあそびです。このあそびには短期的な記憶力、想像力や予測する力が必要で、因果関係の理解のスタートになります。一見単純なあそびのようですが、赤ちゃんは必要な時期にこのような刺激を受けることによって脳を発達させているのです。

鬼ごっこの画像

次に幼児期のあそびを見てみましょう。例えば幼児の大好きなかくれんぼはどうでしょうか。隠れる側はオニに見つからないように一生懸命隠れる場所を探し、あるいは見つからないような工夫をしようと知恵をしぼり、そこで物音を立てないよう息を潜めてじっと我慢し、ついに見つかった時には悔しい思いをし、次にはより見つからない場所はどこだろうと想像力を働かせます。一方オニは、あの子だったらどこに隠れるだろうと想像を巡らせながら探します。相手の体の大きさや身体能力等から隠れられそうな場所を想像していくのです。お互いに相手のことを想像しながらあそぶことで、体を鍛え、自分の体をうまく使えるようになるだけではなく、知恵や判断力、想像力をつけたり、ルールを学び社会性を身につけたり、人への信頼感を育んだり、コミュニケーション能力を発達させたりするわけです。 このように、こどものあそびというのは食事や睡眠と同じように、こどもの心身の発達に欠かせないものなのです。かくれんぼは、もちろん親子でやるのもとても楽しいものです。にじいろnaviで紹介しているあそびも参考にしていただき、ぜひ「あそびの時間」を作ってあげてくださいね。

スマホとの付き合い方

さて、次にスマホとの付き合い方についてです。まずはご家庭ごとにしっかりとルールを作りましょう。ルール作りの前提として、スマホは保護者の持ち物であり、こどもが自由に使えるものではないこと、ルールを守ることで使用できるということをこどもに理解させる必要があります。そのうえで、例えば「1日何分まで」「食事中や就寝前は使えない」等、年齢に応じて分かりやすいルールを作っていってください。より低年齢であれば「病院で先生に呼ばれるまでは使える」等、具体的で短期的な見通しを先に伝えたうえで使用させるのが良いでしょう。また、こどもにスマホを完全に渡してしまうと広告等からこどもの目に触れてほしくない情報に触れてしまうことがあります。そのためこどもが何を見ているのか、しているのかについては、やはりその場で見守っていく必要があります。もちろん、こどもは大人のスマホの使い方もよく見ています。私たち大人も、上手くスマホと付き合っている姿をこどもに見せることもとても大事なポイントですね!

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