血糖値について パート(1)

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ページ番号 1047890 更新日  令和7年6月16日 印刷 大きな文字で印刷

東京理科大学 柳田信也教授
(監修:柳田信也教授)

 

 血糖値とは、血液中に存在するブドウ糖(グルコース)の濃度を指す生理学的指標です。炭水化物(例:米、パン、麺類など)を摂取すると、これらは口から取り込まれて消化管を通過する過程で酵素により分解され、小腸においてブドウ糖として吸収されます。これにより、血中グルコース濃度が上がります(血糖値の上昇)。この血糖値の上昇に応じて、膵臓からインスリンというホルモンが血中に分泌されます。インスリンは血液中のグルコースを肝臓や筋肉、脂肪などの細胞に取り込むよう働きます。これによって血糖値がある一定値以上に上昇しないように調節されています。しかし、インスリンの分泌量が少ない場合やインスリンの働きが悪い場合、血糖値が下がらない状態が慢性的に続き、糖尿病が発症するリスクが高まります。健常の場合、食前・食後など、生活のなかで血糖値は緩やかに変動しますが、食後に血糖値の急上昇と急降下を繰り返す状態である「血糖値スパイク」と呼ばれる症状に注目が集まっており、糖尿病のリスクが高い状態であると考えられています。生活習慣の見直しや定期的な運動により血糖値の変動を正常にコントロールしていきましょう。

 

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