胃の健康を考える

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ページ番号 1051399 更新日  令和8年7月13日 印刷 大きな文字で印刷

東京理科大学 柳田信也教授
(監修:柳田信也教授)

 

胃は、噴門・胃体部・前庭部・幽門など複数の部位で構成される臓器です。主な役割は、食べ物の「一時貯蔵」と「消化」です。厚い筋肉に覆われた胃は、蠕動(ぜんどう)運動によって食べ物と胃液をかき混ぜます。胃液には強力な胃酸や消化酵素が含まれ、食べ物を分解するだけでなく、病原菌の殺菌にも役立っています。また胃は、極端に熱い・冷たい食物を一時的に保持し、小腸へ送る働きも担っています。胃の内側を覆う粘膜は、消化を助ける胃液と、胃自体を守る保護粘液を分泌しています。非常に強い酸にさらされながらも、高い再生能力によって自らを守り続けています。しかし、加齢に伴い粘膜は次第に萎縮し、胃酸の分泌や蠕動運動も低下します。年を重ねるごとに、「飲み過ぎ」「食べ過ぎ」「睡眠不足」「ストレス」といった負荷に適応するのが難しくなり、胃もたれ等の不快症状を感じやすくなるのです。日々の食事や生活習慣を整え、胃をいたわることが、健やかな毎日を維持するための大切な秘訣といえるでしょう。

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