ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん等予防)ワクチン
ヒトパピローマウイルス感染症ワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)定期接種について
ヒトパピローマウイルス感染症ワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)定期接種に関する変更について
厚生労働省は、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が特異的に見られたことから、副反応の発生頻度等がより明らかになり適切な情報提供ができるまで、積極的な接種勧奨を控えておりました。しかし、最新の知見を踏まえ、改めてHPVワクチンに特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ることが認められたため、令和4年度より積極的勧奨が再開となりました。
令和5年4月から、9価HPVワクチン(シルガード9)が定期接種として追加されました。
市としては、対象者及びご家族の方に、適切な情報提供のもとワクチンの接種について検討していただきたく、予診票は3回分のうち1回分のみを送付させていただきます。(なお、令和4年度対象者の方にはすでに送付しております。)予防接種を受けるかどうかの判断に迷われている方や、副反応の症状を不安に感じている方は、保健センターにご連絡ください。個別でご相談に応じます。
子宮頸がん予防ワクチンには「サーバリックス」と「ガーダシル」「シルガード9」の3種類があります
|
ワクチン名 |
||||
サーバリックス |
ガーダシル |
シルガード9 |
|||
HPVの16型、18型の2つの型に対して感染予防効果を持つワクチン |
HPVの16型、18型の2つの型に加えて、尖圭コンジローマの原因となる6型、11型に対して感染予防効果を持つワクチン |
HPVの16型、18型の2つの型に加えて、ほかの5種類(31型、33型、45型、52型、58型)と尖圭コンジローマの原因となる6型、11型に対して感染予防効果を持つワクチン |
|||
1回目の接種を 15歳になるまでに受ける場合 (2回接種) |
1回目の接種を 15歳になってから受ける場合 (3回接種) |
||||
接種 回数 |
1回目 |
初回 |
初回 |
初回 |
初回 |
2回目 |
1か月後 (1回目から) |
2か月後 (1回目から) |
6か月後 (1回目から) |
2か月後 (1回目から) |
|
3回目 |
6か月後 (1回目から) |
6か月後 (1回目から) |
|
6か月後 (1回目から) |
- ワクチンは、サーバリックス、ガーダシル、シルガード9の3種類です。いずれも、原則は同じワクチンを続けて接種することとされています。また、1年以内に接種を終えることが望ましいとされています。
- サーバリックスは、上記の方法をとることができない場合は、1か月以上の間隔をおいて2回接種後、1回目の接種から5か月以上、かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をおいて接種します。
- ガーダシルは、上記の方法をとることができない場合は、1か月以上の間隔をおいて2回接種後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて接種します。
- シルガード9は、15歳になるまでの間に1回目の接種を受ける場合、6か月後に2回目の接種を行うことで、接種を完了することができます。この方法をとることができない場合は、1回目と2回目の接種の間隔を最低でも5か月以上間隔をおいて接種します。なお、2回目の接種が1回目の接種から5か月未満であった場合には、3回目の接種を行います。
- シルガード9は、15歳になってから1回目の接種を受ける場合で、上記の方法をとることができない場合は、1か月以上の間隔をおいて2回接種後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて接種します。
【交互接種について】
- 原則は同じワクチンを3回続けて接種することとされていますが、サーバリックスまたはガーダシルで接種を開始した方がシルガード9の接種を希望される場合は、接種医と相談のうえ、残りの回数をシルガード9で接種することも可能です。
- 医師と相談のうえ交互接種をする場合は、1回目及び2回目は同一のワクチンで接種することとされています。
- サーバリックスで接種を開始し、定期接種としてシルガード9を選択する場合は、シルガード9の接種方法に合わせます。
- これまでHPVワクチンを接種されたことのある方で、前回接種したワクチンの種類がわからない場合は母子健康手帳を確認し、持参のうえ、医師にご相談ください。
【その他】
サーバリックス、ガーダシルを自費で接種する場合、約50,000円(3回分)、シルガード9は約100,000円(3回分)かかります。(参考価格)
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん等予防)ワクチンについて
【子宮頸がん】
子宮頸がんは近年20代から30代で増加しており、妊娠・出産に影響のある若い女性に発症しています。HPVが持続感染し、数年から十数年ののち前がん病変の状態を経て子宮頸がんを発症すると考えられています。性交経験のある女性であれば誰でも感染する可能性があります。
HPV感染症予防接種は子宮頸がんの原因として最も多いと言われる16型、18型は、サーバリックス・ガーダシル・シルガード9が感染予防効果を持ち、サーバリックスとガーダシルは子宮頸がんの原因の50パーセントから70パーセントを防ぎます。さらに、HPVの31、33、45、52、58型に対する感染予防効果を持つシルガード9は、子宮頸がんの原因の80パーセントから90パーセントを防ぎます。
しかし、ヒトパピローマウイルス感染症予防接種をしても感染を全て防ぐことはできません。20歳になったら子宮がん検診を受けましょう。
【尖圭コンジローマ】
尖圭コンジローマは、生殖器に良性のイボができます。原因となるヒトパピローマウイルスは6型、11型が90パーセント以上を占めます。一度発症すると高頻度に再発するため、繰り返し治療が必要となります。ガーダシルとシルガード9が予防効果を持っています。
対象年齢・接種期限について
従来の定期接種対象者 |
順次キャッチアップ接種対象者 |
キャッチアップ接種対象者 |
|
---|---|---|---|
対象年齢 | 小学校6年生から高校1年生の女性 | 平成18年4月2日から平成20年4月1日生まれの方 | 平成9年4月2日から平成18年4月1日生まれ |
接種期限 | 高校1年生相当の3月31日 | 令和7年3月31日まで | 令和7年3月31日まで |
キャッチアップ対象者とは、接種勧奨を差し控えていた時期に定期接種の対象で接種をしていない方です
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん等予防)ワクチン対象の方へ、9価ワクチン等に関する個別通知する準備をしております。郵送の時期は6月から7月ごろになる見通しです。令和4年度の対象者には予診票を令和4年8月に送付しております。令和5年度に新小6年生の女子へは予診票を個別通知に同封いたしますが、それまでに接種を希望される方は、母子健康手帳を持って保健センター4階または関宿保健センターにお越しいただければ予診票等一式をお渡しすることが可能です。また予診票を紛失した方や転入された方は保健センターへお問い合わせください。
-
13歳以上16歳未満で保護者が同伴しない場合の同意書 (PDF 276.3KB)
-
キャッチアップ接種対象者用説明書 (PDF 248.2KB)
-
令和5年度 ヒトパピローマウイルスワクチン予防接種説明書 (PDF 439.7KB)
- 子宮頸がん予防ワクチンの詳細な情報についてはこちらをご覧ください。(厚生労働省)(外部リンク)
- HPVワクチンに関するQ&A(外部リンク)
- シルガード9に関する最新の情報(外部リンク)
- HPVワクチンに関するリーフレット(令和5(2023)年)(外部リンク)
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
健康子ども部 保健センター
〒278-0003 千葉県野田市鶴奉7番地の4
電話(母子保健係):04-7125-1190
電話(健康増進係):04-7125-1189
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。