8月市長フォト日記
30日(土曜日)戦後80年と鈴木貫太郎 記念講演会 (野田ガスホール)
今年、戦後80年を迎えました。
ここ野田市は、終戦に導いた時の首相、鈴木貫太郎が晩年を過ごした場所です。
歴史に「もし」はありませんが、もし彼が内閣総理大臣ではなかったら日本の平和はどうなっていたのだろうかと考えることがあります。 記憶は風化していくものですが、記録として残っている戦争の惨禍から目を逸らさず、過去から学んでいくことは未来を歩むうえでとても大切ですよね。
今日は、戦後80年、そして野田市制75周年を記念して、鈴木貫太郎の孫にあたる鈴木道子さんによる記念講演会が「祖父・鈴木貫太郎 孫娘が見た、終戦首相の素顔」と題して行われました。 内閣総理大臣や軍人ではなく、「人間」鈴木貫太郎の人柄や魅力など、家族から見た貴重なお話も語っていただきました。 そして臨終にあっては、「永遠の平和」と2度口にしたと聞きます。
戦後80年。
世界を見渡せば、ロシアとウクライナの他にも中東やアジアでも紛争により、多くの人が傷つき命を落としています。
地球上で最も多くの人間の命を奪うのは蚊ですが、その次が人間なのだそうです。 多くの人の知恵と勇気と努力をもって、永遠の平和への道を切り開いていきましょう。

25日(月曜日) FCグラシオン東葛のホームグラウンドとして連携協定を締結 (市役所)
野田市は、市内をホームグラウンドとしている千葉県社会人サッカーリーグ1部のFC GRASION(グラシオン) 東葛と地域振興、地域貢献の相互連携に関する協定を締結しました。 健康スポーツ文化都市として、今後両者は、サッカーを通した地域振興・地域貢献に取り組み、市民サービスの向上及び健康増進、豊かな社会生活の実現を目指します。
それは、例えばスポーツに親しむ機会の提供や、選手が持つスキルを子どもの体力向上や市民の健康増進に活かすことであったり、野田市のスポーツ施策への協働であったり。
これからも、市内の皆さんそれぞれがもつリソースを上手に活用し、明るく元気な家庭を築いていけるよう、いろいろな施策を進めていきます。
24日(日曜日) 将棋を楽しむプロへの登竜門?!可愛いどうぶつしょうぎ (いちいのホール)
どうぶつしょうぎとは、可愛い動物柄の駒と将棋盤より少ない12マスを用いるゲームで、簡略版の将棋です。
将棋って、どうしても複雑で難しいイメージがありますよね。
確かに、将棋には無限の局面があり、今でもプロの棋士たちにより新しい戦術が考案されているくらいですから、それだけ複雑で攻略することが難しいゲームなんですよね。
どうぶつしょうぎは、その難しい将棋を初心者や子どもにもわかりやすく、楽しんでもらえるように作られています。
せきやど将棋まつりでは、どうぶつしょうぎの考案者でもある元女流棋士の北尾まどかさんが今年も皆に分かりやすく面白く教えてくれました!
大人がやっても面白くて奥深いゲームですが、子ども達の方が実は素直で、飲み込みが早い!
私も子ども達と楽しむつもりでやってみると、次々に子どもたちの挑戦を受けることに。
そのうちどんどん負けがこみ、思いもよらず長居となってしまいました!でも、子ども達がいきいきと楽しそうに学び、自分のものにしていく姿を見るのは嬉しいですね。
ちょっと慣れたら、隣で本将棋の指導もやっているので、ぜひ本将棋でさらに奥深い将棋の世界にチャレンジしてみてください!
24日(日曜日)新米できましたよー! 市民農園稲刈り(江川地区市民農園)
昨年から続く米不足により、新米を心待ちにしている人も多いのではないでしょうか。
不足の原因は、いろいろ言われていますが、近年の異常気象は、お米の生育にも影響を与えています。 私たちは、環境にできるだけ負荷をかけず、持続可能な生き方を選ぶ時代に生きているのです。 なぜなら、環境という大きな器は一度壊れてしまえば、復元することはかなり難しいからです。
さて、ここ野田市江川地区では、株式会社共生ファームが環境負荷の低い農業経営をしています。
夏にはホタルが舞い、ここに棲むコウノトリが餌を十分に食べられるほどの豊かな生態系が形成されている場所です。 ここで募集している市民農園でのお米作りは毎年大人気!
春の田植えに始まり、夏は草刈り後に虫捕り、キッチンカーも出て、ゆるーく、楽しくお米作りをしています。
今年も酷暑に負けず実ってくれた稲穂を、皆で汗をかきかき、腰をかがめてカマで刈り込みます。 美味しく育てるためには、手間も労力も大変なものです。
23日(土曜日) 見上げれば 関宿の夜空に大輪の花! 関宿まつり花火大会 (野田市関宿ふれあい広場)
昨年の豪雨と違い、今年は天候に恵まれました!
夜でも蒸し暑い日ですが、45,000人を超えるお客さまをお迎えしての関宿まつり花火大会が無事に終わったことには、ほっとしています。
約4,000発もの光の花が漆黒の夜に艶やかに咲きましたね! 眩しい光、火薬の匂い、お腹に響くような音。関宿の夏はこれでがなくては、終われないです!
野田市応援ソングとして ナオトインティライミさんの「The Day」に合わせて打ち上がる花火も見事でした。
大切な人と共にする何気ない大切な時間、そんな幸せな時間がずうっとながく続いてほしいと歌い上げるこの歌。
皆さんにとって、今夜のこの時間がずっと続いてほしい幸せな時間となったのなら嬉しいです。

21日(木曜日) 東武野田線の連続立体交差事業の完成をめざして (国土交通省および財務省ほか)
今日は、国土交通省と財務省へ予算の確保について要望をしてきました。 何かというと、東武野田線の鉄道線路を高架にして、踏切をなくしていこうという事業が計画的に進むよう、関連事業を含めた予算を確保するための要望です。 東武野田線は、皆さんのご協力もあって、約3キロメートルの路線が高架になり、踏切による渋滞が緩和されてきましたよね。駅舎もバリアフリーで綺麗になり、駅前広場が少しずつ整備されたり、ちょっとずついい街になってきました。
でも事業はまだ途中。 引き続き、保守用車両線路や付替え側道の整備など、全てが終わるまで、皆さんもう少しお待ちくださいね。
20日(水曜日) 寄附をいただきました (市役所)
音頭金属株式会社様より社会福祉施設整備基金へ100万円の寄附をいただきました。 音頭金属様には、毎年継続してご寄附をいただいています。いつも野田市政にご協力くださりありがとうございます。いただきました寄附は、ご意思に沿って大切に活用させていただきます。
19日(火曜日) 寄附をいただきました (市役所)
株式会社ナカオサ様より、市制75周年の野田市へ、会社の創業年数と同じ75万円の寄附をいただきました。
工業振興などのために使ってもらいたいとのことでしたので、いただきました寄附は、ご意思に沿って大切に活用させていただきます。ありがとうございました。
19日(火曜日) 千葉県知事による現地視察及び意見交換会
県内各所の現地視察を行っている知事ですが、今日は、流山市と野田市の視察に来ています。
野田市内では、江戸川に架かる野田橋周辺を視察。 ここ野田橋付近は朝夕を中心に渋滞が激しく、野田市が橋の架け替えも含めた4車線化を要望している箇所です。
その後、野田市役所内で行われた意見交換会では、流山市長や県議会議員も同席のもと、視察してもらった橋の架け替えを含む道路の4車線化のほか、小児救急医療体制についても意見交換ができました。
知事も野田橋に関しては、道路整備の優先順位が高いエリアだとしたうえで、数字としては理解していたが視察することで状況がよく分かったとコメント。埼玉県などと協力して事業の推進へ取り組むと話してくれました。
17日(日曜日) こうのとりフェス開催です! (こうのとりの里)
野田市がコウノトリを放鳥してから10年がたちました。
市内初の野外繁殖にも成功し、次の10年が楽しみになってきますね。
さて、今日はこうのとりの里で、夏のお盆の時期たくさんのご家族をお迎えして、初の体験型のイベントを開催しました!
自分が書いたイラストで缶バッジを作ったり、ゲームやワークショップなど、全部のブースを制覇したら、可愛いオリジナルノートだってもらえちゃいます!
コウノトリとシラサギってどうやって見分ける?
コウノトリの赤ちゃんってどんな姿?
大人になると鳴かないって知ってた?
大人だって「へぇ」となるトリビアがいっぱい! 子どもたちは夢中です。
私たちの身勝手な活動のために一度は絶滅してしまった日本のコウノトリ。 おなじ過ちを犯さないために、コウノトリの事、そして私たちを取り巻く多様な生態系について、もっと知らないとですね!
17日(日曜日) 鈴木貫太郎記念館出張展示 学芸員によるギャラリートーク (市役所ふれあいギャラリー)
「為萬世開太平」
ばんせいのためにたいへいをひらくと読みます。
これは、終戦の詔勅にも使われたとても有名な一節ですよね。北宋の儒学者の思想で、貫太郎はこの言葉をよく揮毫したと言われており、野田市鈴木貫太郎記念館の塔碑にも威風堂々と記されています。
鈴木貫太郎は、ご存じの通り、日本を終戦に導いた首相です。
この偉大な人物が、晩年を過ごしたのが、幼少期を過ごした野田の土地でした。
現在、鈴木貫太郎を顕彰する記念館は、令和元年より雨漏りなど老朽化のため、新たに再建するまでの間は、臨時休館しています。
そしてこの度、市制75周年の記念事業として、市役所で計2回にわたり、出張展示を行いました。
前回は鈴木内閣の組閣までを、後編の今回は、終戦と貫太郎のその後を展示していますが、実は、前編と後編の会期との間は、約133日あけています。
中途半端な数字ですよね。
これは、鈴木貫太郎内閣の短くも激務であった組閣日数なんです。
戦時下と平和な今とでは、1日、1秒の時間の感じ方は違うものでしょうか。
昭和20年の春から夏、その激動の時間の長さを体感していただけたらと思います。

9日(土曜日) 野田みこしパレード!
1990年に市制施行40周年を記念してはじまった野田みこしパレード。35年が経ち、変わらず75周年記念事業として執り行われることは感慨深いです。今年は、みこしの四隅にあるわらび手と呼ばれる屋根飾り部分に市制75周年ペナントリボンをつけた特別仕様のみこしが登場。
市内各地で担がれているみこしが大集結するこのおまつり。 子どもみこしが先陣を切り、野田市の本町通りを中心に練り歩きます。樽みこしと呼ばれる醤油樽を担ぐみこしは野田ならではです!
その後、存在感たっぷりの金や漆黒の獅子のみこしや絢爛豪華な金色に輝くみこしなどたくさんのみこしが、担ぎ手の押し合いへし合いの中すれ違っていく様は、熱気に満ちて、これぞおまつり!って感じです。みこしが集まってくると、互いにぶつかりそうでぶつからない、そのすれすれを攻める担ぎ手たちの技を見るのもスリリングですよ!

5日(火曜日) 浦和野田線建設促進期成同盟会埼玉県要望 (埼玉県知事公館)
浦和野田線とは、越谷から松伏、吉川を通り、野田橋までを結ぶ道路です。全てが開通すると、さいたま市からのアクセスは格段に向上しますし、また、浦和野田線と交差する東埼玉道路が、令和7年6月に松伏までの区間が開通し、より便利になりました。
ただ、当然そうなると、交通量の増加によるインパクトも大きいわけで、渋滞による経済的損失や地域への環境負荷が懸念されます。
車でこの野田橋を使って埼玉県方面へ行く方はご存じと思いますが、すでに、ここはいつも慢性的な渋滞が起きているのです。 それを回避するためにも、また、設置から50年以上が経過している野田橋の老朽化対策のためにも、橋の架け替えを含む4車線化の早期実現は必要不可欠だと思っています。すでに、千葉県にも何度となく早期の事業化を要望しており、今後も、機会を逃すことなく、早期実現に向け要望をしていきます。
4日(月曜日) サイパン阿波踊りチーム(彩帆連)阿波踊りイベント (のだし子ども館、鶴寿園)

昨日の野田夏まつり踊り七夕で、暑い日差しの中を元気に踊る阿波おどりパレードを見かけた方もいらっしゃると思います。 サイパンに住む子どもたちによる阿波おどりチーム「彩帆連(さいぱんれん)」の皆さんです。 その彩帆連が、今日は、のだしこども館 supported by kikkoman と特別養護老人ホーム鶴寿園を訪れ、エネルギッシュでキレのある阿波おどりを見せてくれましたよ!
サイパンで阿波おどりチームが発足したのは2007年。 東京の高円寺阿波おどりの東京天水連がサイパンでのパレードに参加したことがきっかけで、サイパンの子ども達に阿波おどりの指導をはじめたところ、たくさんの子ども達に広がり、その後毎年、高円寺や全国各地での公演で踊るようになったのだとか。
もしかしたら、テレビ東京が放送した「YOUは何しに日本へ!」で何度か放送されていたのでご存じの方もいるかもしれませんね。
こども館では、子ども達も一緒に楽器や太鼓の音に合わせ、元気に掛け声をかけながら体を動かし、鶴寿園では、彩帆連の皆さんから渡されたうちわを手に観賞、夏らしいイベントを一緒に楽しんでいました。

2日(土曜日)、3日(日曜日) 夏にたなびく竹飾り 夏まつり踊り七夕
野田の夏の風物詩はいくつかありますが、中でも市民の皆さんに広く親しまれているのが、今日の野田夏まつり踊り七夕ではないでしょうか。
1950年ごろから開催されている歴史も人気もある野田の夏まつりです。
私も市役所に登庁するたび、庁舎ロビーの大きな竹飾りと開催日までのカウントダウンを見て、今日を楽しみにしていました。
伝統の竹飾りがゆらぐ本町通りの会場では日中から各所でイベント満載! かき氷屋さんは、大盛況でしたね。
そして、日が暮れれば、いよいよおどりパレードが始まります!
市役所職員チームも参加しましたが、その他のチームも提灯や揃いの浴衣やお面などで夏の夜を艶やかに盛り上げてくれます。
また、翌3日には市政75年のいままでの歩みと、これからつづく野田市とみなさんそれぞれの未来への希望を乗せて100個のスカイランタンを夜空に浮かべました。 幻想的な光が、ハレの日を彩ってくれましたよ。
おまつりって、やっぱりいいですよね!