猫の妙術杯剣道大会

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ページ番号 1032954 更新日  令和3年11月10日 印刷 大きな文字で印刷

猫の妙術杯剣道大会

(新型コロナウイルス感染拡大に伴い令和3年度は中止となりました)

「猫の妙術」とは

猫が鼠を捕らえる秘術を通じて、心のあり方、武道の境地を教えたもの。

江戸時代初期、テレビでおなじみ「暴れん坊将軍(八代将軍)徳川吉宗」の頃の話で、水運の要所として栄えた関宿藩で、藩主久世重之の旗奉行で剣術家でもありながら文才にも優れた「丹羽十郎右衛門忠明(佚斎 樗山)」が書き残した「田舎荘子」の中の一話です。

あらすじ

凶暴な鼠に困り果てた勝軒という剣術家が、鼠捕りの上手な猫を数匹借り集めその鼠を捕らえようとするが、どの猫も逆襲され尻込みして逃げ出す結果となりました。

しかし昼間から寝てばかりではあるが、若いころから鼠捕りではたいへん有名であったという老猫を借り入れると、鼠はすくみ、動けず、その老猫は難なく凶暴な鼠をくわえて出てきたというのです。

そこで鼠に追いやられた猫たちが、老猫に対してその秘術を教えてもらうという話です。

一番手の猫は、型や動作を修行していたが、それのみだったため、鼠を捕らえることができませんでした。

二番手の猫は、気で敵を圧倒する修練を積んでいましたが、覆おうにも覆えない気をもつ相手には通用しませんでした。

三番手の猫は、気で敵を踏みつけるのではなく和を為す心の修練をしていましたが、その意図を見抜かれ、和に応じようとしない敵を屈服させることはできませんでした。

どうして老猫だけが鼠を捕らえることができたのでしょうか?

「敏捷性・気勢・心の持ち方の無為無心(浩然の気)・寂然不動」について、老猫が語って聞かせるという話しです。

猫の妙術杯剣道大会

現代では「猫の妙術」の古猫が教えるこの修行の段階が、武道を学ぶ上での心の持ち方、また一大事の行事に対する平常心の持ち方など、正しく的確な判断に極めて役立つと、武道愛好家のみならず一般の方にも通用する「心のあり方の書」として評価されています。

野田市に存在する有名な伝説を冠した「猫の妙術杯剣道大会」を開催することで、青少年を始め武道愛好家が良好な交流に努め、活気に満ちた魅力ある野田市に貢献しようとする大会です。

2階観覧席から観戦することができます。(観戦料無料)

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