外来タンポポ種群(外来蒲公英種群)(キク科タンポポ属)
外来タンポポ種群(外来蒲公英種群)(キク科タンポポ属)
自生環境
道ばた、公園、野原など
原産地
ヨーロッパなど
特徴
- ふだん目にするタンポポのほとんどが外来種、もしくは在来タンポポ(カントウタンポポなど)との交雑種です。かつてはセイヨウタンポポが主でしたが、今は複数の種類が入り込んでいると考えられるため、それらをまとめて外来タンポポ種群と呼ぶようになりました。
- 環境適応能力が強く成長も早いため、市街地から自然豊かな里山環境まで、どこにでもごく普通に生えています。
- 花は1年じゅうだらだらと咲き続けるものが多く、受粉せずともタネをつくることができます。花を横から見たときに見えるがくのような部分(総苞)は、外側にある総苞片がくるんとそり返るのが普通ですが、最近はそうとも限らなくなってきました。
多様な外来タンポポ
タンポポの種類は非常に多く、イギリスだけでも100種類以上が知られています。日本にも、複数の種類の外来タンポポが入り込んでいるようで、ていねいに調べると、さまざまな特徴をもった株が見つかります。
市内には、カントウタンポポのように総苞片がまったくそり返らないタイプ(ニセカンントウタンポポ)や、果実の色が赤っぽいタイプ(アカミタンポポ)などがあります。
市内の分布状況
市内全域、どこにでもごく普通に見られます。
利根川や江戸川の土手は、外来タンポポよりも、日本在来のタンポポ(カントウタンポポなど)のほうが優勢です。
予想される被害
- 駆逐
- 交雑
人間活動の影響を受けた場所で、在来タンポポよりも先に侵入して、場所を陣取ってしまいます。また、在来タンポポとの間で雑種をつくり、遺伝子のかく乱を引き起こします。
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
PR推進室
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7199-2090
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。