イヌガラシ(犬芥子)(アブラナ科イヌガラシ属)
イヌガラシ(犬芥子)(アブラナ科イヌガラシ属)
自生環境
道ばた、田畑周辺、野原など
原産地
日本在来
特徴
- 道ばたや野原、畑地、あぜなど、いたるところにごく普通に生えています。花は春から秋にかけて、長い間咲き続けます。日当たりの良い暖かい場所では、真冬でも花をつけていることがあります。
- 果実は細長い形をしていて、おおむねまっすぐですが、時にゆるやかに曲がることもあります。
- 冬は寒風や霜で地上部が枯れたようになりますが、多年草ですので、根で越冬し、春になると再び芽を出します。
- イヌガラシのイヌは否(イナ)が訛ったもので、「カラシナに似て非なるもの」という意味です。カラシナとは別種ですが、同じアブラナ科の植物で、食用になります。
アオイヌガラシ
イヌガラシの品種のひとつにアオイヌガラシがあります。
本来イヌガラシの花には4枚の黄色い花弁がありますが、アオイヌガラシはその花弁が退化してまったく無くなったものです。
市街地や林内の薄暗い場所などで、たまに見ることができます。
また、花弁の退化の程度が中途半端で、1から2枚程度、または痕跡が残るような株もあります。
市内の分布状況
市内全域、どこにでもごく普通に見られます。
日当たりの良い野原や田畑の周辺に多いですが、市街地の道ばたや、公園の隅、林内など、いたるところに見られます。
生育を脅かす要因
今のところ特に無し。
身近な場所にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。
しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
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