ドクダミ(どくだみ草)(ドクダミ科ドクダミ属)
ドクダミ(どくだみ草)(ドクダミ科ドクダミ属)
自生環境
林内、公園の木陰 など
原産地
日本在来
特徴
- 薄暗くてジメジメとした、やぶ蚊のいそうな場所にごく普通に生育しています。地下茎でどんどん増えていくため、一面のドクダミの群生となることもあります。
- 茎や葉には独特の悪臭があり、その臭いでドクダミの存在に気づくほどです。しかし、古くから何にでも効く薬草として重宝され、現代でも健康茶の材料として根強い人気があります。また加熱すると臭いは消え、山菜として食べることもできます。
- 梅雨の頃にいっせいに花を咲かせます。白い花びらのようなものは花びらではなく、葉が変化してできたものです。本当の花は中心に立つ黄色い棒状の部分で、ここに雄しべと雌しべだけのシンプルな構造の小さな花がぎっしりとつきます。
ドクダミを栽培?
ドクダミは健康茶の原料となるため、有用植物として栽培されています。また、白い花びらのようなものが多数ついて豪華なヤエドクダミや、カラフルな葉をつけるゴシキドクダミなどの園芸品種があり、観賞用にも栽培されています。
しぶとくて臭い、嫌われ者のイメージが強いドクダミですが、じつは無限大の魅力を秘めた、「日本原産のハーブ」なのです。
市内の分布状況
市内全域にごく普通に生えています。特に林内など薄暗くじめじめとした場所に多く見られます。
生育を脅かす要因
今のところ特になし
身近な場所にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
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