シンミズヒキ(新水引)(タデ科イヌタデ属)
シンミズヒキ(新水引)(タデ科イヌタデ属)
自生環境
林内
原産地
日本在来
特徴
- 林内に自生し、同じ仲間のミズヒキといっしょに生えているのをしばしば見かけます。ただ、ミズヒキに比べると数は少なめです。
- 見た目はミズヒキにそっくりですが、葉に毛はほとんどなくてのっぺりした感じで、少し光沢があります。また葉先がツバメの尾のように長くのびる傾向があります。
- 花の色や形はミズヒキとほぼ同じです。花びらは4枚、上半分が赤色、下半分が白色になっています。花の後も花びらがずっと残り、果実を包むため、果実期になっても赤い穂を楽しむことができます。
名前のシンは新?
図シンミズヒキの名前に冠してある「シン」、その由来ははっきりしません。植物学者として著名な牧野富太郎博士が執筆した図鑑にも掲載されている種類ですが、名前の由来として決め手になる記述はありません。ただ、学名の種小名(個々の種を現わす部分)がneofiliformisで、ミズヒキのfiliformisに「新しい」を意味するneoを冠したものなので、それが関係しているという説があります。
市内の分布状況
マップに示すのは代表的な自生場所です。ミズヒキに比べると少ないものの、マップに示した場所の他の山林内でもわりと見出すことができます。
生育を脅かす要因
- 開発
- 荒廃
ミズヒキよりも少なく、生育する環境を選ぶ傾向があります。自生地が荒廃したり、開発等で失われると、地域からそのまま消滅してしまう可能性があります。
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