アキノタムラソウ(秋の田村草)(シソ科アキギリ属)
アキノタムラソウ(秋の田村草)(シソ科アキギリ属)
自生環境
林内、林縁
原産地
日本在来
特徴
- 山林や谷津の環境が残されている場所に普通に生える草とされますが、野田市内で見られる場所は限られています。半日陰や日陰を好み、林内や林縁に生育しています。
- 園芸植物でおなじみのサルビアと同じ仲間で、夏から秋にかけて、茎の先にさわやかな青紫色の花の穂がつきます。
- 同じ仲間でよく似た植物に、ハルノタムラソウ(春の田村草)、ナツノタムラソウ(夏の田村草)があります。ハルノタムラソウは春咲きで西日本に分布、ナツノタムラソウは夏咲きで東海地方周辺に分布し、いずれも市内には生育していません。
ケブカアキノタムラソウ
アキノタムラソウの茎や葉、がくには毛がないか、あっても少量なのが普通です。ただ、中には全体に毛や腺毛(ねばねばした液を出し、先が丸い毛)が多いタイプがあり、これをケブカアキノタムラソウと呼んで区別することもあります。市内のアキノタムラソウは、このケブカアキノタムラソウに相当する株がかなり多く見られます。
市内の分布状況
マップに示すのは代表的な自生場所です。千葉県では全域でたくさん見られる普通種ですが、野田市では、自生する場所が限られています。
生育を脅かす要因
- 開発
- 荒廃
山に普通に生える植物ですが、野田市内には少なく、場所は限定されます。自生地の開発や、ササ等の繁茂による荒廃が進むと、市内から姿を消してしまう可能性もあります。
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