ワルナスビ(悪茄子)(ナス科ナス属)
ワルナスビ(悪茄子)(ナス科ナス属)
自生環境
荒れ地、野原、河川敷など
原産地
北アメリカ
特徴
- 明治時代の終わりに、牧草とともに日本にやってきました。野菜のナスと同じ仲間で、花後に黄色く丸い果実ができることもありますが、これは食べられません。
- 強烈な繁殖力の根源は、地中を横走する根茎です。この根茎がちぎれると、ちぎれた根茎がそれぞれに復活して成長をはじめます。土を耕すとバラバラになって広域に拡散し、一層元気になって手に負えなくなるほど増えていきます。
- 花色は淡い青紫色で、その色の濃淡は株によってちがいます。白い花をつける株も存在し、これはシロバナワルナスビと呼ばれています。
悪いナス?
「悪いナス」のレッテルをはられたワルナスビ。可憐に咲き乱れるその姿を見ると、何とも気の毒に感じますが、その美しさとは裏腹に茎や葉には鋭い刺が多数あり、うかつにさわると非常に痛い思いをします。さらに、繁殖力が強く、ちぎれた地下茎や根が、ほんの数センチ残っただけですぐに復活するため、一度のうちに侵入すると根絶は困難になります。それゆえ、たちが悪いとされています。
市内の分布状況
市内全域にごく普通に生えています。市街地や農地、河川敷など、人間活動の影響を受けやすい場所に特に多く見られます。
予想される被害
- 駆逐
- 農業被害
- トゲ
茎や葉に鋭い刺があります。また、ちぎれた地下茎からどんどん増えるので、農地や牧草地に一度侵入すると駆除は厄介です。それからナス科作物の害虫発生源にもなります。
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