アオウキクサ(青浮草)(サトイモ科アオウキクサ属)
アオウキクサ(青浮草)(サトイモ科アオウキクサ属)
自生環境
水田、池や沼など
原産地
日本在来
特徴
- 水田や水路、池などの比較的水深が浅くて、流れがほとんどないような場所に多く見られます。日本固有種ですが、ウキクサの仲間ではもっとも普通に見られる種類です。
- 楕円形の葉のような体(葉状体)をしていて、水面に浮かびながら生活しています。新しい葉状体を次々とつくりながら増えていき、短期間で水面を覆いつくしてしまうほどの繁殖力を持っています。1枚の葉状体に根は1本です。
- 本種は1年草で、夏に開花・結実してタネをつくったあと、稲刈りのころには枯れてしまいます。タネの状態で冬を越し、翌年、水田に水が入ると発芽します。花には雄花と雌花があり、雄花は雄しべ2個、雌花は雌しべ1個です。
水面を漂う植物
水辺に生える植物の生活スタイルにはいくつかのパターンが存在します。アオウキクサのように土の中に根を張らず、体全部が水面を漂うスタイルの植物を浮遊植物と言います。
スイレンやアサザ、ヒシなども、水面に葉を浮かべますが、こちらはアオウキクサとはちがい、水底の土の中にしっかりと根を下ろしています。このような植物を浮葉植物と言います。
市内の分布状況
市内全域の水田地帯でごく普通に見られます。
生育を脅かす要因
今のところ特になし
とても丈夫で数も多く、今のところ心配はありません。ただ、水辺環境の変化が思いがけない急減につながる可能性もあるので、長期的な個体数の増減には留意が必要です。
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