オモダカ(面高)(オモダカ科オモダカ属)
オモダカ(面高)(オモダカ科オモダカ属)
自生環境
水田、池や沼など
原産地
日本在来
特徴
- 稲作農家の間では、昔から言わずと知れた水田雑草です。稲と稲の間から矢じり形の葉をにゅっとのばし、白い花を咲かせる姿は、夏の田園風景のひとコマとしてすっかりおなじみになっています。極端に葉が細いものをホソバオモダカと呼ぶことがありますが、葉の幅は株によってずいぶん異なります。
- 花は白色で、花弁は3枚です。雌雄同株ですが、1つの穂に雄花と雌花が混じってつきます。果実は平べったくて軽く、水に浮いて遠くまで運ばれていきます。
- 秋になると、地中で横に長くのびる枝を出し、その先に新しい球根をつくって、それで冬越しします。
クワイ≒オモダカ
正月のおせち料理に使われるクワイの球根。球根の先に角のような芽が出る姿から「めでたい」縁起の良い食べ物とされています。球根の色から青グワイ、白グワイに分けられ、それとは別に大阪で栽培される吹田グワイという品種も存在します。
クワイは、分類学上はオモダカと同一種です。全体的にオモダカに比べると大型で、あまり開花しない株が多い傾向があります。
市内の分布状況
市内全域、水田周辺にごく普通に生えています。
生育を脅かす要因
今のところ特になし
身近な場所にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
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