アメリカセンダングサ(アメリカ栴檀草)(キク科センダングサ属)
アメリカセンダングサ(アメリカ栴檀草)(キク科センダングサ属)
自生環境
湿地、水田、河川敷など
原産地
北アメリカ
特徴
- 日本には大正時代にやってきたと考えられ、今は日本全国でふつうに見られる存在になっています。水田や湿地などの水辺を好みますが、環境適応能力が強いため、畑地や乾燥した荒れ地などにも生えることがあります。
- 同じ仲間で水田に生えるものとして日本在来のタウコギがあります。それに似て背が高くなることから、セイタカタウコギの別名もあります。
- 花期は秋です。茎の先に、多数の小さな黄色い花(筒状花)が、まるく集まってつきます。稀に、黄色い舌状花がつくこともあります。この花の集まりの外側には、細長い総苞片が何枚もつき、まるで緑色の花びらのように見えます。
突き刺さるタネ
アメリカセンダングサのタネは、洋服や動物の体にくっついて遠くまで運ばれていく「ひっつき虫」です。タネの先に2本の長い刺があり、これで突き刺さるように引っかかる仕組みです。その刺には、すぐにすとんと抜けてしまわないように、「すべり止め」となる逆向きの小さな刺が生えています。ただ洋服の場合、これが仇になって、がっしり刺さったまま取れなくなってしまうことが多いようですが。
市内の分布状況
市内全域に見られます。水田や川べりなど、土が湿った場所に特に多く生える傾向があります。
予想される被害
- 駆逐
- 農業被害
- トゲ
とても繁殖力が強いため、他の植物の生育を妨げてしまいます。また水田に多いため農業への影響や、タネの先にある鋭い刺がトンボ類の翅を傷つけてしまっているようです。
外来生物法など
その他の総合対策外来種(法的規制は無し)
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