ヨモギ(蓬)(キク科 ヨモギ属)
ヨモギ(蓬)(キク科 ヨモギ属)
自生環境
道ばた、野原 など
原産地
日本在来
特徴
- 身近な場所にごく普通に生える多年草で、しばしばあたり一面の群落を形成します。春に芽を出した後、茎は枝分かれしながらのび、夏には1メートル前後の草丈になります。9月から10月頃、茎の中・上部に茶色い花をびっしりと咲かせます。
- 葉の形は個体差が大きく、また同じ株でもつく場所によってだいぶ変化します。葉柄と茎の接合部分には、仮托葉と呼ばれる小さな葉のようなものがあります。生育期の葉は表面は緑色ですが、裏面は白い綿毛に覆われています。全草に芳香があり、かつては邪気払いや魔よけの効果があると考えられていました。
- ヨモギの名前の由来は諸説あります。お灸に使うことから善燃草という説が多数派のようですが、真偽は不明です。
有用だけど有害?
ヨモギの新芽は、やわらかくて香り高いため、草餅に入れたり、春の味覚として天ぷらなどにして食べられています。古くから薬草としても利用されており、現代でも乾燥させた葉は、健康茶や入浴剤に使われています。また、乾燥させた葉から取った綿毛はお灸に使われてきました。その一方で風媒花なので、秋の花粉症の主要な原因植物としての側面も持っています。
市内の分布状況
市内全域、どこにでもごく普通に生育しています。日あたりが良く、乾燥した場所を好みます。
生育を脅かす要因
- 交雑
身近な場所にごく普通で、とても丈夫な草です。ただ近年は、工事とともに海外由来(中国原産種?)と思われるヨモギ類が急増していて、交雑などの影響が懸念されます。
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