オオオナモミ(大雄菜揉み)(キク科オナモミ属)
オオオナモミ(大雄菜揉み)(キク科オナモミ属)
自生環境
荒れ地、あぜ、河川敷など
原産地
メキシコ
特徴
- 荒れ地に生える1年草で、果実は服によくくっつくため、子どもたちの草花遊びの「道具」として人気があります。果実は軽くて水によく浮くため、水流によってもあちこちに運ばれていきます。そのため、あぜや水路沿い、河川敷など、水辺でもよく見かけます。
- 雌雄同株ですが、雄花と雌花があります。花はとても地味で、受粉を風の力に頼っているため、空気中に花粉をまき散らし、秋の花粉症の原因植物になります。
- もともと日本には在来種のオナモミが自生していましたが、外来種のオオオナモミが広がってからは、すっかり姿を消してしまいました。現在身近な場所で見かけるもののほとんどはオオオナモミでオナモミは絶滅危惧種になっています。
かぎ爪で引っかかる
オオオナモミの果実は硬くて鋭い刺に覆われています。この刺の先をよく見ると、先端がくるんとかぎ爪状になっているのが分かります。かぎ爪で、洋服の繊維や動物の毛などに引っかかるようにしてくっつきます。動物の体にくっついてタネを少しでも遠くまで撒き散らそうとする方法を付着散布と言います。付着散布する植物には、このかぎ爪によってくっつくものが結構多く存在します。
市内の分布状況
市内全域に生育しています。河川敷や水路わきなど、水辺で特に多く見られる傾向があります。
予想される被害
- 駆逐
- 農業被害
- トゲ
繁殖力が強く、農地に入りこむと、農作物への影響が心配されます。また、もともと日本に自生した在来のオナモミは、オオオナモミによってほとんど駆逐されてしまったと言います。
外来生物法など
その他の総合対策外来種(法的規制は無し)
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