トキワハゼ(常磐爆ぜ)(サギゴケ科サギゴケ属)
トキワハゼ(常磐爆ぜ)(サギゴケ科サギゴケ属)
自生環境
庭の隅、畑地、あぜ など
原産地
日本在来
特徴
- 公園の隅や道ばた、畑地やあぜなど、いたるところにごく普通に生えている小さな草です。日当たりの良い場所に限らず、建物や樹木の影などで薄暗くてゼニゴケに覆われていたり、土がむき出しになっているような場所でもよく見かけます。ただ、背の高い草が生い茂っているような環境には見られません。
- 花はうすい紫色で、黄色や橙色の斑紋があります。ごく稀に白い花を咲かせる株もあり、これをシロバナトキワハゼと言います。季節に関係なく、ほぼ周年開花します。
- ムラサキサギゴケに似ていますが、こちらは1年草で、地を這うような長い茎が伸びることはありません。花はムラサキサギゴケよりも小型で色も淡めですが、両者とも個体差がだいぶあるので、見分けポイントとしてはおススメできません。
花粉を飲み込む
トキワハゼやムラサキサギゴケの柱頭(雌しべの先端部分)はまるで蛇の頭のように2つに裂けていて、口を開けたような状態になっています。そこに昆虫がやってきて、柱頭に接触すると、その刺激で口を閉じます。しばらくするとまた口を開け、接触刺激があると口を閉じます。この動きを柱頭運動と言い、受粉を確実にするための仕掛けと考えられます。
市内の分布状況
市内全域、環境を問わずどこにでもごく普通に見られます。植木鉢や花壇の中から自然と芽生えてくることもあります。
生育を脅かす要因
今のところ特になし
身近な場所にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
PR推進室
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7199-2090
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。