トキワハゼ(常磐爆ぜ)(サギゴケ科サギゴケ属)

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ページ番号 1012358 更新日  令和3年5月24日 印刷 大きな文字で印刷

トキワハゼ(常磐爆ぜ)(サギゴケ科サギゴケ属)

トキワハゼの図鑑

自生環境

庭の隅、畑地、あぜ など

原産地

日本在来

特徴

  • 公園の隅や道ばた、畑地やあぜなど、いたるところにごく普通に生えている小さな草です。日当たりの良い場所に限らず、建物や樹木の影などで薄暗くてゼニゴケに覆われていたり、土がむき出しになっているような場所でもよく見かけます。ただ、背の高い草が生い茂っているような環境には見られません。
  • 花はうすい紫色で、黄色や橙色の斑紋があります。ごく稀に白い花を咲かせる株もあり、これをシロバナトキワハゼと言います。季節に関係なく、ほぼ周年開花します。
  • ムラサキサギゴケに似ていますが、こちらは1年草で、地を這うような長い茎が伸びることはありません。花はムラサキサギゴケよりも小型で色も淡めですが、両者とも個体差がだいぶあるので、見分けポイントとしてはおススメできません。

トキワハゼの画像その1。橙色の模様がある地面を長くはう。「ほふく枝」は出さない。

トキワハゼの画像その2。がくの中に丸みを帯びた果実ができる。熟すとわれて中から細かいタネがたくさんこぼれる。

トキワハゼの画像その3。観察用に花びらを 取り除いてあります。柱頭は口を開けたヘビのようなかたち。さわるとパクッと閉じる。

花粉を飲み込む

トキワハゼやムラサキサギゴケの柱頭(雌しべの先端部分)はまるで蛇の頭のように2つに裂けていて、口を開けたような状態になっています。そこに昆虫がやってきて、柱頭に接触すると、その刺激で口を閉じます。しばらくするとまた口を開け、接触刺激があると口を閉じます。この動きを柱頭運動と言い、受粉を確実にするための仕掛けと考えられます。

市内の分布状況

市内全域、環境を問わずどこにでもごく普通に見られます。植木鉢や花壇の中から自然と芽生えてくることもあります。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし

身近な場所にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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