カラシナ(芥子菜)(アブラナ科アブラナ属)
カラシナ(芥子菜)(アブラナ科アブラナ属)
自生環境
堤防、畑地、道ばた など
原産地
西アジア
特徴
- 葉にピリッとした辛みがあって葉もの野菜として美味な上に、種子から芥子をつくることができるため、畑に栽培されます。その一方で、種子からの繁殖力が強いため、各地で野生化しています。特に利根川や江戸川、利根運河の堤防では、同じ仲間のセイヨウアブラナとともに一面の群落を形成しています。
- セイヨウアブラナに似ていますが、葉はあまり白っぽくなく、やや黄色みがかった色をしています。毛が多く、さわるとザラザラと感じられます。また葉は茎を抱かないのも特徴です。
- 花はいわゆる「菜の花」ですが、セイヨウアブラナに比べると開花はワンテンポ遅れ、花はやや小さくて穂になってつく傾向があります。また、春以外の季節でもちらほらと花が咲くこともあります。
菜の花が堤防を壊す?
菜の花で真っ黄色に染まった土手。のどかな春を連想させる景色ですね。ところが、セイヨウアブラナやカラシナは枯れて腐ってたい肥化したり、動物が根を掘ってしまったりと、堤防を強度を弱める原因になります。また、本来ならカントウタンポポやスミレなどの日本在来の小さな野花が多数見られる場所ですが、背の高い菜の花が繁茂すると、生育環境は失われてしまいます。
市内の分布状況
利根川や江戸川、利根運河の堤防斜面にびっしりと生えています。その他、農地や道ばたなど、いたるところに見られます。
予想される被害
- 駆逐
春に黄色い花畑となり美しいのですが、ほかの植物の生育場所はなくなってしまいます。また根が堤防を弱くする原因になるとして防災上の問題も指摘されています。
外来生物法など
その他の総合対策外来種(法的規制は無し)
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