アキノノゲシ(秋の野罌粟)(キク科アキノノゲシ属)
アキノノゲシ(秋の野罌粟)(キク科アキノノゲシ属)
自生環境
野原、荒れ地 など
原産地
日本在来
特徴
- 日当たりの良い乾燥した場所に多く生え、とても背が高くなる草です。花のころは草丈が2m近くになることも多く、ほかの植物から抜きんでてよく目立ちます。一方で草刈りの影響を受けると、背が低いまま花を咲かせることもあります。
- 「秋の」と名がつく通り、開花は9月から11月頃です。花後、結実するとその株は枯れてしまいます。秋に開花に至らなかった若い株はそのまま越冬し、翌年の秋に開花・結実します。
- 葉はギザギザしているのが普通ですが、ときにギザギザしない葉をつける株もあります。これをホソバアキノノゲシと言います。また、鳥の餌用に野生株から選別されたリュウゼツサイと言う栽培品種があり、こちらは葉の幅が広くて、かなり大きく育ちます。
レタスも同じ仲間
サラダ用の葉もの野菜のツートップとして並べて挙げられることの多いキャベツとレタス。しかし両者は分類学上同じ仲間ではなく、まったく別の植物です。キャベツはアブラナ科の植物で、春に黄色い菜の花に似た花を咲かせます。一方のレタスは、キク科アキノノゲシ属に分類され、収穫しないでいると茎がのびてどんどん枝分かれし、黄色いタンポポのような花が多数咲きます。
市内の分布状況
市内全域、環境を問わずに、どこにでもごく普通に生育しています。
生育を脅かす要因
今のところ特になし
身近な場所にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
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