セイタカアワダチソウ(背高泡立草)(キク科 アキノキリンソウ属)

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ページ番号 1012391 更新日  令和3年5月19日 印刷 大きな文字で印刷

セイタカアワダチソウ(背高泡立草)(キク科 アキノキリンソウ属)

セイタカアワダチソウの図鑑

自生環境

河川敷、荒れ地 など

原産地

北アメリカ

特徴

  • かつては園芸植物として栽培されたり、花の少ない時期の蜜源植物として養蜂業者が広めようとしたりと、どちらかといえば役に立つ植物としての位置づけでした。しかし、第二次世界大戦後、一気に雑草化し日本全国に広がり、今では荒れ地を覆いつくす勢いで繁茂しています。
  • 地下茎を張り巡らしながら広がっていく上に、大量の綿毛つきのタネをまき散らし、しかも多年草で株の寿命が長いため、目を見張るよう勢いで繁殖していきます。根からは他の植物の生育を抑制する成分を出しますが、自分で出した成分にやられて、勢いは次第に衰えつつあります。

セイタカアワダチソウの画像その1。黄色い菊のような小さな花がびっしり集まっている。

セイタカアワダチソウの画像その2。1本の茎にびっしりと綿毛つきのタネができる。

セイタカアワダチソウの画像その3。茎や葉はざらざらしている。冬のあいだも株もとに葉が出ることが多い。

濡れ衣を着せられた草

セイタカアワダチソウは、秋にいっせいに開花し、ピーク時には一面が真っ黄色になります。これが花粉を連想させるからでしょうか、かつては花粉症の原因として嫌われていました。ところがセイタカアワダチソウは虫媒花。その花粉はチョウやハチなどの昆虫に託し、空中にまき散らすことはありません。普通に生活している限り、花粉症の原因にはならず、とんだ濡れ衣を着せられた草と言えます。

市内の分布状況

市内全域、どこにでもごく普通に生育しています。ただ、一昔前に比べるとその勢いは落ち着きつつあるようです。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 駆逐

一面を覆いつくすような猛烈な繁殖力を持ち、どんな環境でも生育できる適応力があります。そのため、豊かな自然が残された場所に侵入して、希少種の生育を妨げます。

外来生物法など

重点対策外来種(法的規制は無し)

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