オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)(オオバコ科クワガタソウ属)
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)(オオバコ科クワガタソウ属)
自生環境
道ばた、野原 など
原産地
ユーラシア大陸
特徴
- ユーラシア大陸の原産で、今は世界じゅうに広がっています。今や春の野辺の定番となっていますが、日本に渡来したのは1880年ごろと言われ、昔からあったものではありません。
- 日が当たるといっせいに開花し、群生している場所では青い花のじゅうたんができて息を飲むほど美しいものです。主な花期は春ですが、条件さえよければ季節に関係なく咲くようで、それ以外の季節でもちらほらと花を見ることがあります。
- 果実はハート形で、熟すと割れて、中から小さなタネがこぼれ落ちます。このタネの表面はぼこぼこしていて、靴の裏、車のタイヤなどにはさまるようにして運ばれていく傾向があります。
花摘みには向かない
幼いころ、陽だまりでオオイヌノフグリの花を摘んで遊んだ方も多いかもしれませんね。ところが、オオイヌノフグリの花には、雌しべに花粉がついた瞬間にぽろっと落ちてしまう習性があります。そのため、せっかく摘んでも、ちょっとした振動で受粉が成立してしまい、帰りつく頃には花が全部なくなっていた…という残念なことになります。もっとも、それも含めて良い思い出になるんですけどね。
市内の分布状況
市内全域でごく普通に見られます。日当たりの良い場所に多く、春になると、あちこちで青い花のじゅうたんを見ることができます。
予想される被害
- 競合or駆逐
今のところ生態系に重大な影響を与える雰囲気はありません。ただオオイヌノフグリが広がるとともに、かつて普通だった日本在来のイヌノフグリが激減したという過去があります。
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