スギ(杉)(ヒノキ科 スギ属)
スギ(杉)(ヒノキ科 スギ属)
自生環境
山林
原産地
日本在来
特徴
- 日本固有種で、本州から九州、そして屋久島にかけての山地の沢沿いに自生しています。また材木用の樹種として重要であるため、各地の山々に人工的に植えられています。
- 常緑の針葉樹で、幹はまっすぐに伸びて樹高は50mにもなります。2月から4月頃にいっせいに開花し、風媒花であるため大量の花粉を空中に撒き散らします。そのため春の花粉症の最大の原因植物になっています。
- スギは古来マキ(真の木の意味)と呼ばれていました。現代ではマキというとイヌマキ(マキ科)のことを指します。スギの名前は、まっすぐと立つ姿からきていると考えられており、直木(スキ)、すくすくと立つ木などいくつかの説があります。
スギの果実?
スギの枝先を見ると、いがいがとした丸い「実」がついていることがあります。この実は、成熟するとうろこ状の部分が開いて、そのすき間から種子がこぼれ落ちていきます。しかしスギは裸子植物なので、花に子房はなく、子房が成長してできる果実に相当するものは存在しません。この「実」のようなものは果実ではなく、正式には球果と呼ばれる「松かさ」のようなものです。
市内の分布状況
市内全域で、山林を構成する樹種として普通に見られます。ただ、市内のものは真の自生ではなく、植栽由来と考えられます。
生育を脅かす要因
- 開発
市内のものの大半は植栽由来、つまり国内外来種としての性格が強いものです。生物多様性の観点からの保全は不要ですが、巨木は地域のシンボルとして大切にしたいですね。
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