スギ(杉)(ヒノキ科 スギ属)

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ページ番号 1012568 更新日  令和3年5月19日 印刷 大きな文字で印刷

スギ(杉)(ヒノキ科 スギ属)

スギの図鑑

 

 

自生環境

山林

原産地

日本在来

特徴

  • 日本固有種で、本州から九州、そして屋久島にかけての山地の沢沿いに自生しています。また材木用の樹種として重要であるため、各地の山々に人工的に植えられています。
  • 常緑の針葉樹で、幹はまっすぐに伸びて樹高は50mにもなります。2月から4月頃にいっせいに開花し、風媒花であるため大量の花粉を空中に撒き散らします。そのため春の花粉症の最大の原因植物になっています。
  • スギは古来マキ(真の木の意味)と呼ばれていました。現代ではマキというとイヌマキ(マキ科)のことを指します。スギの名前は、まっすぐと立つ姿からきていると考えられており、直木(スキ)、すくすくと立つ木などいくつかの説があります。

スギの画像その1。幹はまっすぐのびる。

スギの画像その2。雄花は枝先に集まってつく。種子は球果のすき間からこぼれ落ちる。

スギの画像その3。樹皮は縦にうすくはがれる。葉は先がとがった針のようなかたちで、らせん状につく。

スギの果実?

スギの枝先を見ると、いがいがとした丸い「実」がついていることがあります。この実は、成熟するとうろこ状の部分が開いて、そのすき間から種子がこぼれ落ちていきます。しかしスギは裸子植物なので、花に子房はなく、子房が成長してできる果実に相当するものは存在しません。この「実」のようなものは果実ではなく、正式には球果と呼ばれる「松かさ」のようなものです。

市内の分布状況

市内全域で、山林を構成する樹種として普通に見られます。ただ、市内のものは真の自生ではなく、植栽由来と考えられます。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

  • 開発

市内のものの大半は植栽由来、つまり国内外来種としての性格が強いものです。生物多様性の観点からの保全は不要ですが、巨木は地域のシンボルとして大切にしたいですね。

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