ケヤキ(欅)(ニレ科 ケヤキ属)
ケヤキ(欅)(ニレ科 ケヤキ属)
自生環境
山林、道ばた、川岸 など
原産地
日本在来
特徴
- 本州から九州にかけての山地に自生する日本在来の樹種ですが、公園や校庭のシンボルツリーとして、街路樹として広く植栽されています。実生による野生化株も多く見られます。
- 上に向かって扇を広げたような特徴的な樹形をしていますが、「枝の扇」があまり横に大きく広がらない品種が街路樹に利用されています。大木になると幹の樹皮がタイル状にはがれ、このすき間は小型昆虫やクモ類にとって大切な越冬の場です。
- 春、新葉の展開とともに葉わきに小さな花を咲かせます。雌雄同株ですが雄花と雌花の別があります。果実は葉わきにできますがとても小さくて目立ちません。晩秋、成熟すると枝ごと落下しますが、枯れた葉がちょうど翼の役割をして、風に乗ってひらひらと遠くまで運ばれていきます。
野田市の木です!
「けやき」は野田市の木です。第28回国民体育大会決定記念と郷土緑化運動の一環として、昭和45年10月17日に指定されました。市の花は「つつじ」で、こちらは市制施行35周年記念として昭和60年5月3日に公募によってえらばれました。ちなみに旧・関宿町の町木は「いちい」、町花は「ぼたん」です。また、千葉県の木は「まき」、県の花は「なのはな」になっています。
市内の分布状況
公園樹や街路樹としてよく植えられています。市内全域の山林内に野生株も多く見られますが、これが真の自生かどうかは不明です。
生育を脅かす要因
- 開発
市内の野生株の大半は、植栽由来、つまり国内外来種としての性格が強いものです。生物多様性の観点からの保全は不要ですが、巨木は地域のシンボルとして大切にしたいですね。
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