オランダミミナグサ(オランダ耳菜草)(ナデシコ科ミミナグサ属)

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ページ番号 1012925 更新日  令和3年5月19日 印刷 大きな文字で印刷

オランダミミナグサ(オランダ耳菜草)(ナデシコ科ミミナグサ属)

オランダミミナグサの図鑑

自生環境

道ばた、畑地 など

原産地

ヨーロッパ

特徴

  • 環境適応力や繁殖力の強さから、ほぼ世界じゅうに広がっている小型の越年草です。葉のふわふわした感触や形が、動物の耳を連想させるため、耳菜草という名があります。
  • 秋に発芽し、青々とした葉をつけた状態で越冬、暖かくなってから白い花を咲かせ、タネをこぼしてから枯れるという生活サイクルを送っています。ただ陽だまりでは、秋から冬にかけてもちらほらと花を見ることがあります。
  • 道ばたなどでは、1年じゅう発生し、季節に関係なくだらだらと閉鎖花(つぼみのような状態のまま開かず、中で自家受粉させてタネをつくるもの)をつけるような株も多く見られます。これは植物にとって過酷な都市環境でも確実に世代をつなぐための作戦のひとつと考えられます。

オランダミミナグサの画像その1。ひょっとこの口のような形。この先からタネがこぼれる。花びらは5枚で白色。動物の耳に似た形の葉がつく。

オランダミミナグサの画像その2。葉は毛が多く、ふかふかしている。毛の部分に霜がつきやすく冬の朝はとってもきれい。

オランダミミナグサの画像その3。道ばたでは1年じゅうだらだらとタネをこぼす。

冬は霜衣でオシャレ

草木が霜で覆われることを、まるで霜の衣を身にまとったようだとして霜衣(しもごろも)と表現します。霜は草の表面に生える毛に付着しやすい傾向があります。オランダミミナグサは、さわるとふわふわもこもこと感じるくらい、茎や葉の表面に毛が密に生えるため、そのぶん霜の結晶がよくつきます。冬の朝、霜衣でオシャレしたオランダミミナグサを皆さんも探してみてくださいね。

市内の分布状況

市内全域、環境を問わずどこにでもごく普通に生育しています。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 競合or駆逐
  • 交雑

同じ仲間で日本在来のミミナグサは、オランダミミナグサの渡来後、急速に数を減らしてしまいました。また今後、両者の間で交雑が起きる可能性も否定できません。

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