クコ(枸杞)(ナス科ナス属)
クコ(枸杞)(ナス科ナス属)
自生環境
河川敷、水辺 など
原産地
日本在来
特徴
- 川べりや海岸に多く、野田市内では河川敷に行くとほぼ間違いなく見ることができます。1mから2m程度の高さになる落葉低木で、枝に鋭い刺がたくさんあります。
- クコが一面びっしりと生え、植生の中心となっているような環境を「クコ群落」と言い、クコ群落は河川敷を代表する植生環境のひとつになっています。
- 花が咲きはじめるのは7月頃からで、以降霜が降りる頃まで次々と開花します。果実は夏の終わりごろから赤く熟しはじめ、秋以降は、花と果実が同時に観察できるような状態となります。花は紫色ですが、次第に黄色っぽくなります。
クコも立派な果樹
中華粥や杏仁豆腐などに入っている赤い「枸杞の実」は、クコの果実を乾燥させたものです。クコは河原で繁茂するトゲトゲの雑木というイメージがあるかもしれませんが、その果実は栄養たっぷりで、薬膳料理には欠かせない「大切な食材」でもあります。冒頭の料理のトッピング以外にも、ドライフルーツや果実酒、生薬としても利用されています。
市内の分布状況
河川敷に多く生えます。それ以外の場所には少ないのですが、たまに水辺で見かけることがあります。
生育を脅かす要因
今のところ特になし
数も多く、ちぎれた枝や根からも簡単に復活するほど生命力の強い植物です。刺はきついのですが、目の敵にはせず、地域の植生の一部としてやさしく見守りたいところです。
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