クコ(枸杞)(ナス科ナス属)

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ページ番号 1012927 更新日  令和3年5月19日 印刷 大きな文字で印刷

クコ(枸杞)(ナス科ナス属)

クコの図鑑

 

 

自生環境

河川敷、水辺 など

原産地

日本在来

特徴

  • 川べりや海岸に多く、野田市内では河川敷に行くとほぼ間違いなく見ることができます。1mから2m程度の高さになる落葉低木で、枝に鋭い刺がたくさんあります。
  • クコが一面びっしりと生え、植生の中心となっているような環境を「クコ群落」と言い、クコ群落は河川敷を代表する植生環境のひとつになっています。
  • 花が咲きはじめるのは7月頃からで、以降霜が降りる頃まで次々と開花します。果実は夏の終わりごろから赤く熟しはじめ、秋以降は、花と果実が同時に観察できるような状態となります。花は紫色ですが、次第に黄色っぽくなります。

クコの画像その1。花は終わりが近づくと、紫色から黄色になる。葉の縁はギザギサしない。

クコの画像その2。果実は赤く熟し、枝からぶら下がるようにつく。

クコの画像その3。枝には鋭い刺がある。

クコも立派な果樹

中華粥や杏仁豆腐などに入っている赤い「枸杞の実」は、クコの果実を乾燥させたものです。クコは河原で繁茂するトゲトゲの雑木というイメージがあるかもしれませんが、その果実は栄養たっぷりで、薬膳料理には欠かせない「大切な食材」でもあります。冒頭の料理のトッピング以外にも、ドライフルーツや果実酒、生薬としても利用されています。

市内の分布状況

河川敷に多く生えます。それ以外の場所には少ないのですが、たまに水辺で見かけることがあります。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし

数も多く、ちぎれた枝や根からも簡単に復活するほど生命力の強い植物です。刺はきついのですが、目の敵にはせず、地域の植生の一部としてやさしく見守りたいところです。

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