ハルジオン(春紫苑)(キク科 ムカシヨモギ属)
ハルジオン(春紫苑)(キク科 ムカシヨモギ属)
自生環境
道ばた、野原、畑地 など
原産地
北アメリカ
特徴
- 大正時代、「ピンク・フリーベイン」の名で、園芸植物として日本に渡来しました。しかし繁殖力が強くて野生化し、今ではどこにでも見られるタフな野草としての地位を確立しています。
- 多年草で、ロゼット(葉を地面にべったりと張りつけた状態)で越冬します。主な花期は春ですが、それ以外の季節でも、ちらほらと花を咲かせることがあります。草丈や花色などには個体差があり、それぞれに細かく品種名がつけられていたこともありました。
- 同じような場所に生えるヒメジョオンとよく似ていますが、ハルジオンは(1)花期は春が中心、(2)葉はギザギザしない、(3)茎の断面を取ると中が空洞、(4)花期にも株もとの葉が残るなどの特徴から見分けることができます。
人との闘いで強靭に
ハルジオンは、その可愛らしい姿から、もともと園芸植物として渡来しました。しかし野生化し、いつしかビンボウグサなどと呼ばれ、誰も栽培しなくなり、嫌われる存在になりました。やがて人々は除草剤を使い、ハルジオンに徹底攻撃をしかけるようになりました。追い詰められたハルジオンは除草剤への耐性を身に着け、愛らしい草だったのに、しぶとくタフな草へと変貌を遂げました。
市内の分布状況
市内全域でごく普通に見られます。日当たりの良い乾燥した場所を好みますが、環境適応力が強く、どんな環境下でも生育可能です。
予想される被害
- 競合or駆逐
- 農業被害
環境適応力と繁殖力が強く、自然豊かな場所に侵入して、希少種の生育に影響を与える可能性があります。また、農薬耐性があるため、農地で大繁殖することもあります。
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