スイバ(酸い葉)(タデ科 ギシギシ属)

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ページ番号 1015479 更新日  令和3年5月19日 印刷 大きな文字で印刷

スイバ(酸い葉)(タデ科 ギシギシ属)

スイバの図鑑

自生環境

野原、堤防 など

原産地

日本在来

特徴

  • 日当たりの良い草地環境を好み、市内では堤防斜面に特に多く見ることができます。雌雄別株の多年草です。
  • 葉の根もとは矢じり形になっています。色は緑色ですが、寒さなどの影響で赤みがかった色になることもしばしばです。葉にはシュウ酸が含まれ、かじると酸っぱい味がします。ベニシジミという蝶の食草になっているため、スイバの多い場所ではたくさんのベニシジミを見ることができます。
  • 春に茎をのばし、花の穂をつけます。花期の茎のかたさは1m近くに達することもあります。雌株の花穂はやがて果実の穂に変化します。果実は熟すと赤みを帯びていっそう目立つようになります。

スイバの画像その1。雄株。花びらは6枚。

スイバの画像その2。雌株。雌しべは赤色で、ポンポンのようにつく。

スイバの画像その3。雌株は、ぎっしりと果実がつく。3枚の花びらが大きくなりタネを包む。

海外では野菜

スイバの葉はかじるとさわやかな酸味があり、日本でも山菜として摘んで利用することがあります。 ヨーロッパでは、「ガーデン・ソレル」や「オゼイユ」などと呼ばれ、ハーブや野菜として広く栽培されています。サラダやソース、肉・魚料理などに利用できますが、ホウレンソウと同様にシュウ酸を含むため、下ごしらえが必要です。また、一度に大量に食べなとようにしてください。

市内の分布状況

市内全域の日当たりの良い野原にごく普通です。利根川などの堤防草地で、特に多く見られます。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし

身近な場所にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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