セリ(芹)(セリ科 セリ属)
セリ(芹)(セリ科 セリ属)
自生環境
湿地、水辺 など
原産地
日本在来
特徴
- 水辺にごく普通に生える多年草です。ときに、野原や林縁など、土がそれほど湿っていないような場所にも見出せます。
- 地下茎と、地表を這う茎を横に長く伸ばして、節々から根と葉を次々と出しながら旺盛に広がっていきます。名前のセリは、まるで競り(せり)合うかのように葉を出しているように見えることから来ていると言われます。
- 初夏になると茎が立ち上がりはじめ、草丈は30cmから50cmほどにまでのびます。7月から8月頃、茎の先に小さな白い花を傘状につけます。花びらは中心から山折りにしたように折りたたまっており、先端は軽く切れ込みます。
日本原産の健康野菜
セリは、さわやかな香りとしゃきっとした食感が魅力の緑黄色野菜で、スーパーの店頭にも普通に並んでいます。また、冬の間も青々とした葉を出していて、風邪予防や胃の疲れを取る効果があるとされ、春の七草のひとつとして七草粥にも入れられてきました。ただ水辺には、タガラシなどの有毒植物も生えているため、セリ摘みの際は混入しないように気をつけましょう。
市内の分布状況
市内全域の水辺にごく普通に生え、しばしば群生します。水質汚染に強く、汚れた場所にも見られます。
生育を脅かす要因
- 開発
水辺にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
PR推進室
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7199-2090
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。