セリ(芹)(セリ科 セリ属)

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ページ番号 1015501 更新日  令和3年5月19日 印刷 大きな文字で印刷

セリ(芹)(セリ科 セリ属)

セリの図鑑

自生環境

湿地、水辺 など

原産地

日本在来

特徴

  • 水辺にごく普通に生える多年草です。ときに、野原や林縁など、土がそれほど湿っていないような場所にも見出せます。
  • 地下茎と、地表を這う茎を横に長く伸ばして、節々から根と葉を次々と出しながら旺盛に広がっていきます。名前のセリは、まるで競り(せり)合うかのように葉を出しているように見えることから来ていると言われます。
  • 初夏になると茎が立ち上がりはじめ、草丈は30cmから50cmほどにまでのびます。7月から8月頃、茎の先に小さな白い花を傘状につけます。花びらは中心から山折りにしたように折りたたまっており、先端は軽く切れ込みます。

セリの画像その1。夏に茎をのばし、白い花を咲かせる。花のころの茎や葉はかたくてあまりおいしくない。

セリの画像その2。花は白色で花びらは5枚。果実は楕円形で、熟すと2個に分かれる。

セリの画像その3。葉はやわらかく、香りがいい。地下茎だけではなく、地上でも地面を這うような茎をのばす。

日本原産の健康野菜

セリは、さわやかな香りとしゃきっとした食感が魅力の緑黄色野菜で、スーパーの店頭にも普通に並んでいます。また、冬の間も青々とした葉を出していて、風邪予防や胃の疲れを取る効果があるとされ、春の七草のひとつとして七草粥にも入れられてきました。ただ水辺には、タガラシなどの有毒植物も生えているため、セリ摘みの際は混入しないように気をつけましょう。

市内の分布状況

市内全域の水辺にごく普通に生え、しばしば群生します。水質汚染に強く、汚れた場所にも見られます。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

  • 開発

水辺にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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