ノヂシャ(野萵苣)(スイカズラ科ノヂシャ属)

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ページ番号 1015600 更新日  令和3年5月19日 印刷 大きな文字で印刷

ノヂシャ(野萵苣)(スイカズラ科ノヂシャ属)

ノヂシャの図鑑

自生環境

土手、野原 など

原産地

ヨーロッパ

特徴

  • 野菜として栽培されるようになったのは17世紀以降で、日本でも明治期に導入されたことがありました。現在国内ではあまり栽培されず、各地で野生化したものが見られる状態です。
  • 秋から冬にかけて発芽し、ロゼットの状態で越冬、翌3月から4月頃に開花した後、梅雨入り前にはタネを残して枯れてしまう越年草です。茎は2本ずつ分岐し、高さ40cmほどになります。葉は向かい合わせにつき、茎の先のほうにつくものは縁が少しギザギザすることもあります。
  • 花は直径1.5mm程度と小さく、薄い水色。茎の先に多数の花が集まって咲きます。従来はオミナエシ科に分類されていましたが、近年のDNA解析をもとにした新しい分類体系ではスイカズラ科になりました。

ノヂシャの画像その1。茎は二またに枝分かれする。花びらは根もとでつながって筒状になっている。

ノヂシャの画像その2。タネは薬包紙を折って包んだようなかたち。果実が熟すと株は弱りやがて枯れる。

ノヂシャの画像その3。地面にべったりと張りつくように冬越しする。

サラダ用野菜として

日本では「外来雑草」としての扱いを受けているノヂシャですが、ヨーロッパでは野菜として広く栽培されています。葉にアクやクセがほとんどなく、とても食べやすい緑黄色野菜です。ベビーリーフと同様に、葉を生のままサラダに入れるとなかなか美味です。コーンサラダやラムズレタス、マーシュなどの別名もあります。近年は日本でも家庭菜園用の苗が流通しています。

市内の分布状況

市内では、利根川・江戸川・利根運河の堤防斜面にかなり多く生えています。その他、日当たりのよい乾いた芝地で散発的に見られます。

市内の分布状況の図

予想される被害または生育を脅かす要因

  • 競合or駆逐

種子でよく繁殖しますが、小さな草で、今のところ大きな影響はなさそうです。とはいえ、スミレ類やカントウタンポポなど、日本在来の野花の生育場所を狭める可能性はあります。

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