ヘビイチゴ(蛇苺)(バラ科 キジムシロ属)

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ページ番号 1016749 更新日  令和3年5月20日 印刷 大きな文字で印刷

ヘビイチゴ(蛇苺)(バラ科 キジムシロ属)

ヘビイチゴの図鑑

自生環境

湿地、あぜ、河川敷 など

原産地

日本在来

特徴

  • 湿った場所にごく普通に生える多年草です。地面を這うようにして広がり、茎の節々から根を出して増えていきます。葉は3枚1組で、縁はやや不規則に切れ込みます。葉色は黄緑色で、寒さにあたると赤く色づきます。
  • 春に直径1.5センチメートルほどの黄色い花を次々咲かせます。花びらはふつう5枚ですが、枚数は多少変動することがあります。秋から初冬の頃にもちらほらと開花することがあります。がくは5枚ですが、その外側に副がく片と呼ばれる小さな葉のようなものが5枚、えりまき状につきます。
  • 花後、鮮やかな赤色のいちごができます。果実(いちごのツブツブのひとつひとつ)の表面は、ルーペで拡大してみると、しわしわになっています。

ヘビイチゴの画像その1。茎は地面をはう。がく。副がく片。がくの外側に5枚の副がく片がある。

ヘビイチゴの画像その2。花の後に赤いイチゴがたくさんできる。粒のひとつひとつが果実。果実はしわしわ。

ヘビイチゴの画像その3。葉は明るい黄緑色。寒さにあたるときれいに赤く色づく。

毒はないけど…

ヘビイチゴは毒があるから食べられない…と思われがちですが、じつは無毒で食べようと思えば食べられます。その代わり、見た目の鮮やかさとは裏腹にほとんど無味で、草特有の青臭さがわずかに感じられる程度です。さらに、スポンジのようにスカスカで食感もイマイチです。名前も、人ではなく蛇が食べるものだという発想から来ていますが、やはり味の悪さが関係しているのかもしれません。

市内の分布状況

市内全域どこにでも普通に生育しています。水田地帯や河川敷など、日当たりのよい湿った場所に多く見られます。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし。

市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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