ツメクサ(爪草)(ナデシコ科 ツメクサ属)

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ページ番号 1016771 更新日  令和3年5月20日 印刷 大きな文字で印刷

ツメクサ(爪草)(ナデシコ科 ツメクサ属)

ツメクサ(爪草)(ナデシコ科 ツメクサ属)

自生環境

道ばた、庭の隅、神社 など

原産地

日本在来

特徴

  • 道ばたなどの身近な場所にごく普通に生える1年草です。草丈は3センチメートルから20センチメートルほどととても小さく、葉も糸のように細くて、一見すると華奢ですが、「雑草魂」のお手本のようなとてもたくましい草です。
  • 茎の先に直径4ミリメートルほどの小さな白い花を咲かせます。花が一番きれいに開くのは春から初夏ですが、ほぼ1年じゅう、だらだらと開花と結実を繰り返しています。環境や季節によっては、花びらを省略したり、つぼみのような状態のまま中で自家受粉を行ったりしています。
  • 花の後に丸っこい果実ができます。熟すと先が5つに割れて、中から砂粒のように細かいタネが大量にこぼれ落ちます。タネにはスパイクのような突起が多数ついています。

ツメクサの画像その1。花びらは白色で5枚。茎は細くてひょろひょろしている。

ツメクサの画像その2。茎やがくに腺毛が多い。葉は鳥の爪のように細い。

の画像その3。果実は熟すと、5つに割れて、小さなタネがこぼれ落ちる。タネに突起が多い。

クローバーではありません

「あれ、ツメクサということはクローバーの仲間?」クローバーの仲間も総称してツメクサと呼ぶため、そう思った方も多いかもしれませんね。じつは両者は発音こそ同じものの、まったくの別物です。ツメクサは漢字で書くと爪草、細い葉を鳥の爪に見立てたのが由来となっています。一方のクローバーは詰草と書きます。これはシロツメクサが緩衝用の詰め物に使われていたことに由来します。

市内の分布状況

市内全域どこにでも普通に見られます。植木鉢や庭の隅などに自然に芽生えてくることもあります。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

  • 乾燥化
  • 市街地のアスファルトのすき間からも育つほどたくましい草です。ただ、極端な乾燥は苦手なようで、都市化の進んだ場所では、仲間のハマツメクサに入れ替わりつつあります。

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