アケビ(木通)(アケビ科 アケビ属)
アケビ(木通)(アケビ科 アケビ属)
自生環境
山林、神社 など
原産地
日本在来
特徴
- 山林内にごく普通に見られるつる植物です。落葉樹とされますが、葉のついた状態のまま越冬することもあります。地下茎や根をはりめぐらせ、旺盛に繁殖していきます。たくさんあるように見えても、もとは1つの株と言うこともあります。
- 春、新芽の展開とともに花を咲かせます。雌雄同株ですが、雄花と雌花があります。自家受粉では結実しないため、1つの株しかない場合は、たくさんの花が咲いても結実しません。花色はうすい紫色ですが、ときに白い花をつける株もあります。
- つるはとてもしなやかで強く、簡単には折れないため、かごを編んだり、リースをつくったりと工作に活用することができます。
皮も食べられるけど…
アケビの果実は、熟すと美しい紫色になり、真ん中からパカッと割れます。中の果肉は白色で、ねっとりと甘く、生で美味しく食べられます。皮は捨てられがちですが、天ぷらや肉詰め、油炒めなど野菜のように使うことができます。ただ、タネは、うっかり噛んで飲みこんでしまうと、のどがしばらくイガイガします。あまり気にしない人もいますが、タネは吐き出したほうが良いでしょう。
市内の分布状況
市内全域の山林周辺でごく普通に見られます。
生育を脅かす要因
- 開発
- 荒廃
市内全域の山林内にごく普通に見られ、今のところ絶滅の心配はありません。ただ、山林の開発や荒廃が進んでおり、生育環境が良好とはいえない現状があります。
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