アメリカオニアザミ(アメリカ鬼薊)(キク科アザミ属)
アメリカオニアザミ(アメリカ鬼薊)(キク科アザミ属)
自生環境
道ばた、荒れ地 など
原産地
ヨーロッパ
特徴
- ヨーロッパ原産の越年草で、世界じゅうに広がっています。日本では1960年代に北海道で初めて発見されました。現在は、九州・沖縄を除いた広範囲に定着し、市内でもいたるところでごく普通に見られるようになりました。
- 全草に針のように鋭い刺が多く、花がきれいだからとうかつに手を出すと痛い目に遭います。また道ばたにあるものは、わきを通り抜ける際にケガをする恐れがあります。発芽して間もない株にもしっかりと刺はあり、うかつにさわるとちくんときます。
- 環境適応力が強い上に、綿毛つきのタネを大量にまき散らし、鋭い刺で動物も食べないため、どんどん増えています。北海道では利尻島などの自然豊かな場所にもたくさん入りこんでいて、在来の生態系への影響が心配されています。
アメリカだけど欧州原産
アメリカオニアザミ、名前からアメリカ大陸の原産かと思いきや、じつはもともと原産地はヨーロッパです。ただ繁殖力の強さから、温帯を中心に世界中に広がっています。日本には北アメリカから輸入された穀物や牧草に混じって渡来したと言います。名前もそこからきているのでしょう。セイヨウオニアザミという名前も、あるにはあるのですが、あまり定着せず現在もアメリカオニアザミが標準名です。
市内の分布状況
市内全域、どこにでも普通に見られます。その数は年々増加傾向にあります。
予想される被害
- 競合もしくは駆逐
- トゲ
草全体に非常に鋭い刺を持つため、うっかりさわるとケガをします。素手でさわれるレベルではありません。また1株から莫大な数のタネができるため、繁殖力も相当なものです。
外来生物法など
その他の総合対策外来種(法的規制は無し)
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