モミジバフウ(紅葉葉楓)(フウ科 フウ属)

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ページ番号 1017070 更新日  令和3年5月21日 印刷 大きな文字で印刷

モミジバフウ(紅葉葉楓)(フウ科 フウ属)

モミジバフウの図鑑

自生環境

植栽(公園など)

原産地

北アメリカ

特徴

  • 北アメリカ原産の落葉高木で、樹高は20メートルから40メートルほど、公園樹や街路樹として広く植えられています。従来この仲間はマンサク科に含められていましたが、最近の研究ではフウ科として独立したグループになりました。
  • モミジバの名前のとおり、葉は手のひら状に切れ込んで、モミジ(カエデの仲間)そっくりな形をしています。晩秋に紅葉する点もよく似ています。モミジバフウの葉が互い違いにつくのに対し、カエデの仲間は向かい合わせにつきます。
  • 春、芽生えとともに開花します。雌雄同株ですが雄花と雌花の別があり、花びらはどちらにもありません。果実は硬いトゲトゲボールのようなかたちで、完熟するとすき間から翼のついた小さなタネがこぼれ、風に乗ってあちこち運ばれていきます。

モミジバフウの画像その1。葉は手のひらのように切れ込み、モミジのようなかたちに見える。秋に真っ赤に色づく。

モミジバフウの画像その2。まるいポンポンのようなものは小さな雄花のあつまり。小さな雌花がまるく集まり、薬玉のようにぶら下がる。

モミジバフウの画像その3。果実はかたく、トゲトゲボールのようなかたち。熟すとすき間からタネがこぼれる。

楓はカエデ?

楓(木へんに風)という漢字は、フウと読み、もともとはフウという名前の木を表した漢字でした(モミジバフウもフウの仲間)。しかし、フウの仲間は葉のかたちや秋に紅葉する点がカエデにそっくりなため、日本ではかつて、カエデの仲間と混同されていたことがありました。そのため、「楓」には音読みのフウのほかに、カエデという訓読みがあり、現在もそのまま使われています。

市内の分布状況

公園樹や街路樹として植栽される外来の樹種なので、市内に自生はありません。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 今のところ特になし

公園樹や街路樹としてよく植えられています。とげとげボールのような面白い形のたくさんの果実ができますが、種子繁殖は盛んではなく、今のところは野生化も見られません。

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